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歯石について①

2019年03月11日

こんにちは!

歯科衛生士の澤田です。

 

今日は歯石についてお話させていただきます。

 

毎日の食事をしている中で、いつの間にか歯にこびり付いてしまう歯石。口臭の原因になることは広く知られているところですが、そのまま放置しておくと最悪の場合、歯が抜け落ちてしまう危険性もある事実はご存じでしょうか?

 

そもそも歯石はなぜできるのでしょう。

歯磨きをしばらくしていないとき、歯を舐めるとざらざらしてきて白くてネバッとした汚れが付いてくるご経験はありませんか?

このネバッとしたものの正体は「歯垢(プラーク)」と呼ばれるものです。この歯垢は単なる食べカスではなく、「細菌の塊」なのです。歯垢1(耳かき1杯程度)中には、約10億個もの細菌が存在します。

その歯垢に唾液や血液中のリンやカルシウムといったミネラル分が取り込まれ、硬くなってできたものが「歯石」なのです。

 

歯磨きをこまめにしても歯石が付く理由は、しっかり磨けているようで、隠れた磨き残しがあることが多いためです。

 

例えば、下の前歯の裏側。ここは磨くのが難しい部分ですが、一般的に歯石はこの部分にとても付きやすいのです。舌の下には唾液の大きな出口があり、磨き残しがミネラルを含んだ唾液をダイレクトに受けるため、付きやすくなっているのです。

 

実は唾液の質によっても歯石の付きやすさが違ってきます。本来、赤ちゃんのように唾液分泌量が多くサラサラしていると、口腔内は唾液自体の自浄作用によって清潔に保たれています。

 

しかし、唾液分泌が悪くネバネバしていると、食べ残しや汚れがきれいに洗い流されず歯垢から歯石となっていきます。

さらに食後すぐは口腔内が酸性に傾きますが、その酸で歯の表面が溶け出しても、唾液中のミネラル成分の働きにより中和され、さらに再石灰化して歯を守る仕組みになっています。

このミネラル成分が多い方ほど再石灰化も促しやすいのですが磨き残しの歯垢があると、これを取り込んで「歯石」となるため、歯磨きがきちんとできない方は歯石が付きやすい環境にあると言えます。

 

また歯周病で歯茎に炎症がある方は歯茎の溝の中に黒い硬い歯石ができてきます。

いずれにしても歯石はできてしまうと歯磨きでは取ることができないので歯科医院でしっかりケアを受けることが大切です。

 

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