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お子さんのむし歯を防ぐ方法②

2018年10月24日

こんにちは、藤林です。

お母さんがお子さんと箸の共有をしないなどむし歯菌がうつらないよう気を配っていても、いつまかどうしてもお子さんにうつってしまいます。これを感染といいます。

感染そのものが完全に止められないのであれば、お子さんにうつる前にお母さんのお口の中にいるむし歯菌を、感染してもお口の中に住みにくい菌に変えてしまおう、という発想をしましょうというのを前回お話させていただきました。

 

そこで活用できるのがキシリトールです。むし歯菌の質を変える働きがあるのです。むし歯菌には種類があります。善玉ミュータンス菌と悪玉ミュータンス菌です。キシリトールは頑固で歯からはがれにくい悪玉ミュータンス菌を歯からはがれやすい善玉ミュータンス菌に変えることができるのです。あらかじめお口の中のむし歯菌を善玉ミュータンス菌に変えておけば、お母さんからお子さんへうつってもまだ安心です。

善玉ミュータンス菌だと、歯磨きで汚れが落としやすくなります。少なくとも3か月以上キシリトールを食べ続けると、お口の中の菌が善玉にかわるのを実感できます。キシリトールのむし歯予防に関する効果は、日本だけでなく、フィンランドやスウェーデンなどにおいても実証されています。

余談ですが、フィンランドはかつて世界有数のむし歯大国だったそうです。むし歯治療にかかる膨大な医療費をなんとかしようと、国をあげてむし歯予防に取り組みだしたそうで、歯磨き指導から始まり、フッ素塗布やキシリトールが導入され、結果むし歯0の国になったそうです。今のキシリトールで有名なフィンランドからは想像つかないですね。

 

ここでマイナス1歳から始めるむし歯予防について紹介します。仲井雪絵先生という歯医者さんがおられて、妊婦さん対象にキシリトールの研究を行ないました。妊娠中からお母さんにアプローチした研究は世界でもめずらしいそうです。

実験で明らかになった効果は、一つ目は妊娠中からキシリトールガムを食べるだけで、産まれてきた赤ちゃんへのむし歯の感染率を下げられるということ。二つ目は妊娠中からお母さんがキシリトールガムを噛むだけで、産まれてくるお子さんのむし歯の感染を遅らすことができるということ。キシリトールを食べるグループのお母さんから生まれた子どものむし歯がみつかった時期は、8.8か月も遅いという結果になったそうです。

妊娠中のお母さん自身のむし歯菌についてはどうでしょうか。キシリトールを食べるグループのお母さんたちは、約半数がむし歯菌の数が減少し、むし歯になるリスクが低くなったそうです。簡単にいうと、むし歯になりにくくなる妊婦さんの割合が4倍も増えたそうです。

またこの後の続きは次回お話します。

 

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