ドクターブログ|いちき歯科|南森町駅・大阪天満宮駅すぐの歯医者

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セミナーシェア

2019年01月29日

こんにちは、藤林です。

今日はセミナーシェアをさせていただきたいと思います。

去る2018年9月9日に大阪にて佐野正之先生と佐野哲文先生によるあすなろ王国物語~地域に根ざした予防歯科医院への転換~というセミナーを受講してきました。

 

あすなろ小児歯科医院は富山県富山市にある小児歯科専門の歯医者さんです。分院が富山県射水市にあり、こちらも小児歯科専門の歯医者さんです。

私がこのセミナーを受講しようと思ったきっかけは、以前私は富山に住んでいたこともあり、富山にテーマパークのような圧倒的な存在感を放つ小児歯科があるとは聞いて知っていたのですが、少し前に朝日新聞に特集されており、診療時間に演奏会を行っている、お菓子作りをしているなどの記事を読んで、びっくりし、どんな歯科医院なのか、どういったことでそれを行うのかが知りたくなったので受講することに決めました。

 

セミナー開始時間になると、まず会場が薄暗くなり、オープニングムービーとともに、大きなリボンを頭につけた魔女や博士などの様々な衣装を身にまとったスタッフたちが入場し、会場を盛り上げます。そして自己紹介が始まりました。しかし「魔女のキキです」という感じで、フルネームで名乗らないのです。歯科医師以外の方はなんとその衣装で普段診療やイベント(エデュケーションといいます)をしているとのこと。一気に会場がミステリアスな空間になり、引き込まれました。セミナー会場にも骸骨や洋風ランプ、趣きのある額縁などが配置されていて、こんなセミナーに来たことがない、これから何がおこるんだろうとわくわくしました。

 

セミナーを聞いていくなかで、先生の成功の秘訣は子供の心理を利用した徹底した経営戦略にあるんだと思いました。子供が喜んでくれるならなんでもやる。子供がわくわくするように、歯科医院の外装はもちろん、内装も洋館で統一、男の子は勇者になる、女の子はお姫様になるというストーリー展開のため、男女で診察室が違うそうです。子供の興味をそそるため、そして刺激にならないように、診察室は薄暗くするなど、大人の常識や便利を全く排除したシステムや院内に驚きと発見がありました。

ブラッシングコーナーも魔法研究所と書いてあり、スタッフもそう呼んでいるそうです。

 

地域に根ざした予防型歯科医院への転換というお話のなかで、戦略と戦術の話をしてくださいました。戦国時代、つわもの集まりで当時最強と言われた武田騎馬軍団に織田信長が組織した名もなき農民たちが勝ったのか・・・それは信長が種子島銃というものを農民に教えたという戦略勝ちであったこと。これらのことが歯科界でも起こっている。現在の歯科医学が疾病の発見→治療でいっこうにメンテナンスの患者さんが増えない戦術的医療なのに対し、これからの医療は患者さんが主体で私たちは口腔管理を行っていくという戦略的医療が必要であり、それには都市型の歯科医院であれ地方型の歯科医院であれ、ターゲットをしぼることが重要と先生はおっしゃいます。

余計なものは省くこと。予防型歯科はそう簡単にできるものでない。あすなろ歯科医院のやり方を他に当てはめたからといって患者さんが来るわけではない。大事なのはターゲットを絞ること、ニーズを観察しそれに応えることが重要とおっしゃっていました。

 

セミナーを受けて、今までの歯医者という概念や価値観を覆された気持ちになりました。お昼ご飯後にセミナー会場の見本の診察台のとなりで、実際僕はこうしているということなどもお話してくださいました。それが時間めいっぱい話して下さったため、本当に子どもが好きなんだなとか、歯科という仕事が好きなんだなとか、感じて歯科医師として尊敬できる方だなと思いました。私は富山が大好きなので、こういった先生がおられること、こういう歯科医院があることが誇りだなと思いました。

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