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歯磨きについて

2015年10月26日

こんにちは。

歯科医師の新井です。

歯磨きはいつすれば効果的なのかは人それぞれ違うとされています。

今回はそのお話をさせていただきます。

 

①虫歯になりやすい人

 

歯垢中のphは食後5~10分で急激に低下し(酸性になり)、その後30~60分かけてゆっくり回復してきます。

酸性の間は虫歯になるリスクが高くなります。

そこで虫歯予防にはphが低下する前の3~5分以内に歯磨きをするのが理想であるといわれています。

これは酸を産生する細菌を取り除くとともに、

その栄養分となる食品中の糖を取り除くことを目的としています。

 

食後30分ほどでお口の中は中性に戻り、安定していきますが、虫歯のリスクが高い人にとって食後30分も経ってからの

ブラッシングは、よりリスクを高めてしまうと思われます。

 

虫歯の多さは唾液の量や性質が優れていないことによる

結果であると充分に考えられるのです。

 

そのような口の環境で30分間ブラッシングしないと

歯は脱灰されるままになり、

唾液による再石灰化もままならないとなると、

新しい虫歯や二次カリエスが増えてしまうことが心配されます。

 

 

ですので、カリエスリスクの高い人は、食後は洗口や水、

お茶などを飲むことにより口の中を早めに中性に戻してあげて、

 

フロスなどで歯と歯の間のお掃除をし、

歯が削れないように歯磨き粉をつけずに

やさしくブラッシングをされると良いでしょう。

 

 

②歯周病のリスクが高い人

 

歯周病予防には、1日1回は丁寧なブラッシングを行うことが

重要です。

 

虫歯の少ない人でしたら、歯磨きは食事から30分後でも

1時間後でもいいと思います。

 

ただし、朝と夜の2回は歯磨きをされることをおすすめしますね。

 

起床時は一番お口の中の細菌数が多い(就寝中に細菌が増える)

状態です。

 

また、就寝中は唾液がほとんど出ないので

細菌が増えやすい環境であり、

細菌が増殖する元となるプラークを

できるだけ少なくする必要があるのです。

 

そのために朝と夜2回は必ず行ってほしいと思います。

 

③虫歯、歯周病両方のリスクが高い人

 

食後、早目の洗口かブラッシングを行い、1日1回は、

より丁寧なブラッシングを心がけていただきたいと思います。

 

④虫歯、歯周病両方のリスクが低い人

 

朝食後(すぐでも30分後でもどちらでも)と夕食後か

就寝前の1日2回のブラッシングを。

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口腔外科の歴史

2015年10月19日

こんにちは。歯科医師の丸野です。

口腔外科学会は2014年を期に創立80周年を迎えました。

今回は戦時下の口腔外科という切り口で口腔外科の歴史、その始まりについて解説をさせていただきます。

 まず口腔外科という用語が日本で初めて公の場で使用されたのは、1893年の東京でなされた「歯科医術について」という20分ほどの講演においてです。その中で伊澤信平氏によって「歯科病理(口腔外科各論)と称して可ならん」と述べられたことが最初であると記録されています。 

口腔外科は、近代戦争において額顔面外傷が多発することが日清戦争(1894~1895)で経験され、さらに日露戦争(1904~1905)による大規模な戦争により、欠かすことのできない医療分野であると認識されました。それを期に東京予備病院戸山分院(後の臨時陸軍東京第一病院)に口腔外科が初めて設立されました。戦線の拡大に伴って傷病兵が続々と同科に送還されました。当時の戸山分院の収容力は6000名でした。1906年には陸軍軍医学校にて口腔外科の講義が国内初めて開始されました。当初は東京帝大歯科学教室の石原久助教授に講義が依頼され、研修は東京帝大などで行われました。同講義の内容は、「口腔科学講義」として陸軍医学会雑誌に掲載され、のちに口腔外科として発展を遂げることになりました。

 

参考文献)日本口腔外科学会 創立80周年記念誌

 

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甘いものの摂り方★

2015年10月13日

こんにちは、藤林です!

 

今回は甘いものの摂り方についてお話したいと思います。

 

むし歯にならないためには、甘いものをやめなければならないのでしょうか?実はそうではありません。やめるのではなく、上手く付き合って、歯磨きをして、健康な歯や体を保ちましょう。

 

★量ではなく回数です★

食事をすると、誰しも必ず口の中が酸性に傾きます。一度歯は酸によって溶かされ始めているのです。その後、新しい唾液がでることでだんだん酸の濃度は下がり、唾液によって溶けた歯は元にもどります。(再石灰化といいます)またお口の中は中性にもどります。

 

だらだら食べていると、常に口の中が酸性になって、中性に戻る時間がないので、歯が溶かされ始めたり、再石灰化という修復能力が追い付かなくなります。

 

図を参考にしてください。

口に入れるものの「量」ではなく、「回数」が問題になってくるのです。

 

★むし歯になりやすい形状★

チョコレートや、クッキー、ビスケットやキャラメルは砂糖が多い上に、歯にくっつきやすいという性質があります。飴も長時間口に停滞するわけですから、むし歯になりやすいです。

プリンやゼリーも砂糖が多いですが、歯にくっつきにくいので、むし歯のリスクはチョコレートやキャラメルなどよりも低くなります。

 

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行列のできる歯科医院6繁盛のヒミツ出版記念セミナー

2015年10月5日

 
こんにちは 院長の市来です。96日名古屋において行列のできる歯科医院6繁盛のヒミツ出版記念セミナーの講師として講演してまいりました。今年の4月に発売されてから多くの先生方に読んでいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。今回の名古屋を皮切りに全国で講演が行われ、共著者の先生方が交代で講演していきます。
今回は愛知県岡崎市のスマイル歯科山村洋志明先生と歯科衛生士の三浦里紗さん、佐賀県鳥栖市なりとみ歯科の成富健剛先生、神奈川県横浜市うえの歯科上野友也先生、おおくま歯科副院長鷲見裕子さんとともに編著者の澤泉千加良先生の司会の元でお話ししてまいりました。どの先生方の話も自分の経験してきたことを惜しみなくお話しいただき、受講者としても感動させていただきました
私は「失敗から学ぶスタッフと共に成長する大切さ」という題で最初の演者として講演させていただきました。スタッフ3人で開業してからコツコツと地域に根を下ろし、患者さんのために良い診療を心がけて来ました。縁があって勤務医の先生を雇用することになり、そこからスタッフが増えていき、約3年前に3階に増床しました。15年経って現在18名のスタッフがおります。その間は周りから言われるほど決して順調でなく、自分の未熟さ故にスタッフの退職やいろんな問題を経験しました。講演ではどういう時に人間関係はうまくいかず、苦労することになるのか。苦労の度にそれをどうやって乗り越えてきたか、そしてそこから学んだ教訓で今気をつけていることや実行していることをお話しさせていただきました。
全員に共通する話しとしては企業理念の大切さ、人を大切にする経営、理念に合う良い人材を採用する、スタッフの成長が医院の成長、何のために仕事をしているのか目的がとても大切だということです。
私が習った選択理論心理学では人間関係を構築する7つの習慣と人間関係を破壊する7つの習慣があると教えていただきました
 人間関係を構築する7つの習慣    
1.思いやる
2.傾聴する
3.貢献する
4.支援する
5.励ます 
6.信頼する
7.意見の違いについて交渉する
人間関係を破壊する7つの習慣

  1. 文句を言う

  2. 脅かす

  3. 攻める

  4. 罰を与える

  5. 批判する

  6. 褒美で釣る

  7. ガミガミ言う

    他人は変えられないのですが、自分の接し方が変わることで相手との関係性が変わり、相手が変わるかもしれないという事です。これからもスタッフが成長できる職場環境を作っていきます。それが患者さんに貢献できる近道だと信じています。ichiki_dr.png

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話しいただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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