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ホワイトニングの効果の持続期間について

2017年11月2日

こんにちは。

歯科医師の新井です。

 

コーヒーなどで黄ばんでしまった歯を、ホワイトニングで、まっ白な歯にする。そうすることで、誰もが素敵な笑顔になる事は、間違いないでしょう。

 

しかし… 「ずっと白い歯でいられるの?」 「ホワイトニングの方法によって、白い歯が持続する期間は違うの?」

そんな不安を感じてはいませんか?

 

実は、ホワイトニングの方法によって、ホワイトニングの効果が持続できる期間は違ってくるのです。

 

こちらでは、、ご紹介します。ホワイトニングを考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

 

ホワイトニングは大きく分けると3種類あり、それぞれ効果は違う

 

ホワイトニングの種類には、大きく分けると3つの種類があります。

 

歯科医院で治療する「オフィスホワイトニング」

自宅で行う「ホームホワイトニング」

市販「歯磨き粉」を使用して歯を白くする

その効果の違いを見るために、歯の色は、16段階で示した「カラーガイド」を基準として行います。

 

では、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」「歯磨き粉」にはどのような効果の違いがあるのでしょうか。

 

 

 

1. オフィスホワイトニングの効果

 

オフィスホワイトニングでは、1回の治療で1~2段階白くなる方が多いのですが、1回でやめると、色が戻ってしまう心配が出てくるため、初めての人は3回程度行い、3~5段階の白さを得て満足します。

 

ただし、光を照射していくホワイトニングでは、その機器の種類によって、効果が違ってきます。

 

 

 

2. ホームホワイトニニングの効果

 

ホームホワイトニングとは、歯科医院に通い指導のもとによって行うホワイトクリーニングです。

 

歯医者さんにより、お口の中のチェックとカウンセリングを行い、その後マウスピースを受け取ります。自宅でホワイトニング剤をつけたマウスピースを装着して頂きます。1~2段階の効果から始まり、徐々に白くなり2~4週間で終わりとなります。

 

 

 

3. 市販の「歯磨き粉」によるホワイトニング

 

最近では、ホワイトニング効果のある歯磨き粉が多く販売されています。

安値ですが、効果は低めで、白さをあまり実感できません。発泡剤や研磨剤も含まれているのでエナメル質の部分を傷つけてしまわないよう注意が必要です。

 

 

 

ホワイトニングによって違う持続期間

 

「オフィスホワイトニング」の効果が持続する時間は、3ヶ月~6ヶ月と言われ、時間をかけて行う「ホームホワイトニング」の持続期間は、6ヶ月~1年となっています。

 

「ホームホワイトニング」は、薬が奥まで浸透されるので長期間の保持する事が可能となりますが、「オフィスホワイトニング」は、短時間で行うため歯に浸透しないので、持続時間が短くなるのです。

 

 

 

効果を持続させるためには定期的にホワイトニングを行う

 

ホワイトニングした歯を、長く持続するためには、歯科医院に一定期間ごとにホワイトニングをしていく事です。

 

オフィスホワイトニングならば、3~6ヶ月に一度、ホームホワイトニングをしている方なら、2~3年に一度のペースで来院し、歯科医のアドバイスを守りながら歯のメンテナンスを行う事が大切です。

 

 

 

身体に合ったホワイトニングをしましょう

 

お口の状態は、1人1人異なる事から、選択したホワイトニングが体にとって悪影響を及ぼしてしまう場合も出てきます。具体的にはどのような悪影響があるのでしょうか?

 

 

 

● 知覚過敏の引き金となる場合がある

 

人によっては、ホワイトニングによってエナメル質、セメント質がダメージを受けるため、知覚過敏を起こす事があります。特に虫歯を治した詰め物がある箇所、下顎の方で起きる傾向が見られます。

 

 

 

● 歯に薬剤がしみてしまう

 

虫歯や歯にヒビがある場合には、ホワイトニングの薬剤がしみてしまうので、先に歯の治療を行って下さい。

 

ただし、歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、その箇所だけ薬剤を塗らなくすることが出来るので、治療と並行してホワイトニングが行えます。ただ、そうであっても歯の治療を優先した方が良いでしょう。

 

 

 

まとめ

 

ホワイトニングをする上で、その効果の継続期間は、知って欲しい大切な事です。

 

「ホワイトニングをいつ行ったのか?」

「この次に歯医者さんにいつ行けばいいのか?」

などをキチンと把握しながら、素敵な白い歯を持続させていきましょう。

 

白い歯を維持する事で、誰が見てもご自身の白い歯と、思われる事は間違いありません。

そして、ご自身に合ったホワイトニング方法を見つけるためには、歯科医との相談で見つけるのが、ベストな方法です。

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TCHとは?

2017年11月1日

こんにちは。

歯科医師の新井です。

 

TCHという言葉をご存知でしょうか。

TCHとは、Tooth Contacting Habit の略で、日本語で言えば、上下の歯を接触させる癖のことです。

食事以外で上下の歯を接触させる癖といえば、当診療室でも治療テーマにしている「ブラキシズム」つまり無意識時の、多くは就寝時の「かみしめ癖」や「くいしばり癖」、いわゆる「歯ぎしり癖」が思い浮かびます。

しかし実際には、日中何かに集中したり、緊張した状況で、上下の歯を わずかに軽く「くっ」と接触させる癖が、東京医科歯科大学の歯科顎関節治療部での顎関節治療を受けられる患者さんに多く認められたことより、木野准教授を中心にしたグループでこの「TCH」が提唱されました。

では、リラックスしている時のかみ合わせの正常な状態とは?

 

リラックスした時の上下の歯は、当たることなく少しすいています。この1~3ミリの隙間を「安静空隙」と呼びます。

上下の歯が軽く触れた状態でも、顎の筋肉は緊張状態にあるという事なんです。

 

軽く上下の歯を接触させることでも、その歯の歯根表面にある歯根膜という神経の圧迫、血流障害が起こっています。それによる歯の知覚過敏症状、歯周組織の変化、ダメージによる歯のかみ合わせ痛や動揺、浮き症状、やがては歯周病の進行にもつながってゆきます。

また、かみ合わせた状態の持続は、耳の前にある顎関節の圧迫を引き起こし、血流障害・関節痛の原因となります。顎関節症発症の一つの要因です。

次に筋肉について考えてみましょう。軽くかみ合わせた状態でも、収縮した顎の閉口筋(口を閉じる働きの筋肉)は緊張状態にあります。その状態の持続は、首や肩の筋肉の緊張へ波及します。そして疲労、血流障害が、筋肉のコリとなって出現するのです。

 

次回はTCHを防ぐ方法についてお話しさせていただきます。

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