マイナ保険証の導入でどう変わる?患者さんが知っておきたい重要なポイント
2024年11月22日
こんにちは、院長の市来です。
今回は、2024年12月2日から施行される「健康保険証の廃止」と「マイナ保険証の導入」について、患者さんが知っておくべき重要な情報をわかりやすくお伝えします。
この記事を通じて、新制度への不安を解消し、準備を万全にしていただければ幸いです。
🦷1. 健康保険証の廃止とは?
これまで、医療機関で必要だった「健康保険証」は、2024年12月2日以降、新たに発行されなくなり、**マイナンバーカードを保険証として使用する「マイナ保険証」**が基本となります。
これは、日本全体で医療サービスをデジタル化し、より効率的で便利な医療提供を目指す取り組みの一環です。
🦷2. マイナ保険証って何?どんなメリットがあるの?
マイナ保険証とは?
マイナンバーカードに健康保険証機能を追加したものです。
このカードを医療機関や薬局で提示することで、保険証として利用できます。顔認証や暗証番号を使った本人確認が必要で、高いセキュリティが確保されています。
マイナ保険証のメリット
- 手続きの簡略化
健康保険証や高額療養費限度額認定証の提示が不要になり、手続きがスムーズになります。 - 医療情報の共有
過去の処方薬や特定健診の結果が医療機関間で共有されるため、より的確な診療が可能になります。 - 高額療養費制度が自動適用
窓口での負担額が限度額を超える場合でも、マイナ保険証を使えば即時に高額療養費制度が適用されます。 - 住所変更時の手続きが不要
引っ越しや転職時の保険証の切り替えが不要になり、利便性が向上します。
🦷3. マイナ保険証の利用準備はどうするの?
ステップ1:マイナンバーカードを取得
市区町村の窓口またはオンラインで申請できます。申請から受け取りまで約1~2ヶ月かかるため、早めの対応をおすすめします。
ステップ2:健康保険証機能を登録
「マイナポータル」という公式サイトを使い、マイナンバーカードに健康保険証の機能を追加します。
登録は簡単で、約5分程度で完了します。
ステップ3:医療機関の対応状況を確認
マイナ保険証に対応している医療機関や薬局は、専用の検索サイトで確認できます。
対応していない施設では、従来の保険証や「資格確認書」を使うことになります。
🦷4. 健康保険証がなくなって困る人へのサポート
「まだマイナンバーカードを持っていない」「デジタル機器が苦手」といった方も安心してください。
政府では、以下のようなサポートを用意しています。
- 資格確認書の発行
マイナ保険証を利用できない方には、「資格確認書」が発行されます。これを使えば、これまでと同じように医療機関を利用できます。 - マイナカード申請支援窓口
市区町村や役場では、マイナンバーカードの申請をサポートする窓口を設けています。 - 利用に不安がある場合の相談窓口
医療機関や自治体に相談すれば、使い方や登録方法を丁寧に教えてくれます。
🦷5. 歯科治療におけるマイナ保険証の活用
当院では、すでにマイナ保険証への対応を完了しています。
これにより、以下のようなメリットを患者さんに提供できるようになりました。
- 治療計画の精度向上
過去の病歴や処方薬情報を把握することで、より安全で適切な治療が可能になります。 - スムーズな受付対応
保険証確認が簡単になり、受付時間を短縮できます。
2024年12月2日から始まる新しい医療制度は、患者さん一人ひとりにとって便利で安心な医療環境を提供するための大きな一歩です。
とはいえ、初めての制度には不安もつきものですよね。
当院では、患者さんが安心して医療を受けられるよう、丁寧にサポートしていきます。
🦷まとめ
- 健康保険証は2024年12月2日で廃止され、マイナ保険証が基本となります。
- マイナ保険証には、手続きの簡略化や医療情報の共有など、患者さんにとって多くのメリットがあります。
医療法人輝笑会いちき歯科
〒530-0044 大阪市北区東天満1-10-10 サンファースト南森町2F
06-6355-2073