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『歯磨剤』のフッ素濃度について

2019年05月29日

こんにちは!

歯科衛生士の澤田です(^^)

 

毎日使われる歯磨き粉こと『歯磨剤』のフッ素濃度が製品により違うことをご存知でいらっしゃいますか?

20173月、厚生労働省で1500ppmを上限とする薬用歯磨剤が医薬部外品として承認されました。これにより今まで日本国内では購入することができなかった『高濃度フッ化物(フッ素)配合の歯磨剤』が、歯科医院は勿論のことドラッグストアなどでも購入できるようになりました。

虫歯予防にはフッ素が有効!ということは、今やほとんどの方がご存知かと思いますが、ドラッグストアを見てもたくさんありすぎて何を選んでよいのか迷ってはいませんか?

今日は高濃度フッ素配合歯磨剤についてお話していきたいと思います。

 

①高濃度フッ素配合歯磨剤の効果

フッ素配合量が1500ppm以下に引き上げられたことで、むし歯予防効果は6%も増加すると言われています。(これまでは法律により1000ppm以下と決められていました。)

萌出間もない永久歯列においては、虫歯予防効果が9.7%もアップするとスウェーデンのウメオ大学での研究で報告されています。

 

②こんな方におすすめ

高濃度フッ素配合歯磨剤の対象年齢は基本的に15歳以上です。次に紹介する虫歯リスクの高い人におすすめです。

 

*歯根露出・知覚過敏が気になる若い方*

 

予防に熱心なあまり硬い歯ブラシで力強くブラッシングをしてしまうことで、短期間に歯肉が退縮して歯の根元が露出してしみる症状が起きてしまったり、食生活では甘いもの(=砂糖)や酸っぱい(=酸)飲み物や食べ物を好んで頻繁に摂取したりする人に知覚過敏(しみる症状)が多く発生しています。このような症状に、高濃度フッ素は効果的に働きます。エナメル質、象牙質を強くし露出した根面をコーティングして症状を緩和させてくれます。

 

*高齢者の根面虫歯予防にもフッ素*

 

日本における「8020(80歳で20本の歯)達成者」は現在50%を超えています。これはフッ素配合の歯磨き粉の普及が大きく関係していると言えるでしょう。歯が抜けてしまう歯周病の予防・管理にプラスして、加齢やその他の原因による歯肉退縮によって起こる根面う蝕(歯の根っこ部分のむし歯)の予防は必須です。歯肉が下がってしまったっ部分(歯根部)はエナメル質で覆われていないため、やわらかい象牙質にできたむし歯は進行が早く、放置すれば歯を失う可能性が高まります。

 

*高濃度フッ素は女性に特におすすめ*

 

女性はあらゆる年齢において男性より唾液分泌量が少なく、唾液緩衝能(口腔内pHを中和させる)も低いため、結果として生まれながらにして男性よりむし歯リスクが高いということになります。さらに歯のエナメル質の硬度も女性の方が低いというデータもあります。高濃度フッ素配合歯磨剤によるエナメル質の再石灰化(溶けだしたカルシウムやリンを歯の表面に戻す働き)は女性の力強い味方です。

もちろん男性にもおすすめです。

 

*6歳未満の子どもへの使用は控える*

 

6歳未満の子どもには使用を控える

 

6歳未満の子どもの手の届かないところに保管する

 

③フッ素配合量を直接の容器等に記載する

 

などが定められています。

 

*まとめ*

 

フッ素は虫歯予防に効果的な薬用成分です。フッ素が高濃度であれば、より虫歯予防効果は高まります。毎日のケアに正しく取り入れて強く丈夫な歯を目指しましょう。ただし、使用対象年齢は基本的に15歳以上です。15歳未満の子どもへの使用は歯科医師に相談の上使用するようにしましょう。

いちき歯科でも高濃度フッ素配合歯磨剤を取り扱っております。

虫歯予防効果に加え歯周病予防効果もとても高い良い製品なので、気になって方はスタッフにどうぞお声掛け下さいませ!

 

 

歯石について②

2019年03月12日

こんにちは!

歯科衛生士の澤田です。

 

では歯石ができにくくするにはどうしたらよいのでしょうか?

 

『唾液を増やすために水分をきちんと摂取』

 

唾液の分泌量と丁寧な歯磨きが歯石予防のカギとなります。

 

また食べ物の影響も多大にあると言えます。例えば、食べると唾液を含んで粘着性が出るご飯やパンや麺類などは、歯の表面に付着しやすくなります。それに対して、肉類や野菜などの繊維質で歯ごたえのある食材は、しっかり噛まないと食べられません。その噛む行為こそが唾液分泌を促し、自然とお口の中や歯の表面を清掃することにつながります。

 

では、具体的に唾液量を増やし、サラサラにするにはどうすればよいのでしょうか?

唾液のもとは水分ですが、濃いお茶やコーヒーなどは利尿作用があり、唾液よりも尿となって排泄されていきます。そのため、唾液を増やすには、できれば水を一日に1.5~2L飲むことが重要です。

 

口腔内の細菌数が一日で最も多いのは起床時と言われています。歯垢となる菌を効率的に取り除くには一日2回、起床時と就寝前により丁寧にしっかりと歯を磨くことが大切です。

 

『硬い歯石は歯科医院で取り除いてもらおう』

 

ただ、どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、100%歯石を防ぐことはできません。

歯垢や歯石をそのままにすると、口臭や歯のくすみ、歯肉の腫れ、歯肉出血などを引き起こします。いわゆる歯周病となって最悪の場合、歯が抜けてしまうことも起こりえます。

 

歯石は歯垢を引き寄せる促進因子となり、その表面は歯垢で覆われています。歯肉と歯垢は接しているので、その中の細菌から発する有害物質によって、歯肉や骨が炎症を起こすのです。

 

では、そのようなトラブルを防ぐにはどうしたらよいでしょうか?

残念ながら、硬い歯石は歯ブラシで取り除くことは不可能です。やはり、歯科医院にて定期的に専用の機器(超音波スケーラーなど)で砕いて取り除くことが大切です。歯石を取った後は炎症の原因が取り除かれ、歯磨き時の出血や歯肉の腫れ、口臭も軽減されます。

 

一方、それまで歯石が防壁のように覆っていた歯の根元が露出され、水などの冷たいものなどがしみることもあります。それでも、唾液中のミネラルが露出された表面を硬くしてくれるので、徐々に緩和されていきます。ミネラルの働きを促進するのに、フッ素塗布や知覚過敏用の歯磨き剤などを使用することもお勧めします。なお、歯石を取り除くと腫れていた歯肉が引きしまって、歯肉が減り歯が長くなったように感じることもありますが、それが本来の正しい歯肉の状態です。

歯石が付きやすい方は、3カ月ごとに定期検診を受け、歯磨き指導もしてもらい、口腔セルフケアを充実させましょう。

歯石について①

2019年03月11日

こんにちは!

歯科衛生士の澤田です。

 

今日は歯石についてお話させていただきます。

 

毎日の食事をしている中で、いつの間にか歯にこびり付いてしまう歯石。口臭の原因になることは広く知られているところですが、そのまま放置しておくと最悪の場合、歯が抜け落ちてしまう危険性もある事実はご存じでしょうか?

 

そもそも歯石はなぜできるのでしょう。

歯磨きをしばらくしていないとき、歯を舐めるとざらざらしてきて白くてネバッとした汚れが付いてくるご経験はありませんか?

このネバッとしたものの正体は「歯垢(プラーク)」と呼ばれるものです。この歯垢は単なる食べカスではなく、「細菌の塊」なのです。歯垢1(耳かき1杯程度)中には、約10億個もの細菌が存在します。

その歯垢に唾液や血液中のリンやカルシウムといったミネラル分が取り込まれ、硬くなってできたものが「歯石」なのです。

 

歯磨きをこまめにしても歯石が付く理由は、しっかり磨けているようで、隠れた磨き残しがあることが多いためです。

 

例えば、下の前歯の裏側。ここは磨くのが難しい部分ですが、一般的に歯石はこの部分にとても付きやすいのです。舌の下には唾液の大きな出口があり、磨き残しがミネラルを含んだ唾液をダイレクトに受けるため、付きやすくなっているのです。

 

実は唾液の質によっても歯石の付きやすさが違ってきます。本来、赤ちゃんのように唾液分泌量が多くサラサラしていると、口腔内は唾液自体の自浄作用によって清潔に保たれています。

 

しかし、唾液分泌が悪くネバネバしていると、食べ残しや汚れがきれいに洗い流されず歯垢から歯石となっていきます。

さらに食後すぐは口腔内が酸性に傾きますが、その酸で歯の表面が溶け出しても、唾液中のミネラル成分の働きにより中和され、さらに再石灰化して歯を守る仕組みになっています。

このミネラル成分が多い方ほど再石灰化も促しやすいのですが磨き残しの歯垢があると、これを取り込んで「歯石」となるため、歯磨きがきちんとできない方は歯石が付きやすい環境にあると言えます。

 

また歯周病で歯茎に炎症がある方は歯茎の溝の中に黒い硬い歯石ができてきます。

いずれにしても歯石はできてしまうと歯磨きでは取ることができないので歯科医院でしっかりケアを受けることが大切です。

 

お口とストレスの関係について★

2019年02月26日

こんにちは!

歯科衛生士の澤田です(^o^)

 

今回はお口とストレスの関係について書いてみようと思います。

ストレスと身体の不調の関係については、これまでにもお聞きになったことがあると思います。

 

適度なストレスは心身の抵抗力を高めてくれますが、過度なストレスはさまざまな不調や老化を招き、更には免疫力を低下させ病気のリスクも高めます。

 

中でもお口は、ストレスの直撃を受けやすい部分なのです。

 

皆さまもストレスや疲れが溜まっていると口臭がきつくなったり、歯茎が腫れるというご経験はありませんか?

 

実はお口の中には常に500~700種類以上の常在菌がいます。そのうちの約2~3割は悪玉菌です。ふだん、悪玉菌は善玉菌に抑えられていておとなしくしていますが、過度のストレスが加わると善玉菌が追いやられて悪玉菌優性の口内環境になってしまい、歯周病の原因になります。このとき口臭も発生します。

 

また、緊張したりイライラしているときに口の中が渇いて水分が欲しくなることはございませんか?

過度のストレスは交感神経を緊張させ、唾液が減少します。唾液にはお口の中を清浄化したり、口臭を抑えたりする働きがありますので、ストレスによる唾液の減少も口内環境の悪化につながるのです。

 

最近では、ストレスによる「食いしばり」が原因で、知覚過敏や歯のグラグラ、顎関節症に悩む人も増えています。ストレスを感じたり緊張したりしたとき、無意識のうちに強く歯を食いしばる習慣をお持ちの方が多くいらっしゃると言われています。

 

また、疲れを溜めているときなど朝起きたときに顎が何だかダルいなと感じられたことはございませんか?

 

これは夜中の「歯ぎしり」が強くなっているサインです。歯ぎしりも食いしばりと同様に知覚過敏や歯の揺れなどを引き起こす原因となります。

 

このように、過度のストレスはお口の健康にとっても大敵となるのです。

お口の健康を守るためにもストレスと上手く付き合い、適度な気分転換をはかるように心掛けましょう(*^^*)♡

2019年02月23日

こんにちは、歯科助手の

上田です︎☺︎

 

今回も花言葉について、

紹介していきます❁

⚫月下美人

開花期:7月~11月

月下美人は初夏から秋まで開花を続けますが、連続的に咲くのではなく、2~3回ほどにまとまって開花します。花には強い香りがあり、花を見なくても、漂い始める香りで咲き始めたことがわかるほど。夕暮れから夜に、香りの強い花を咲かせ、朝にはしぼんでしまう神秘的な花です。

月下美人には果実が大きく育つように改良された、食用の月下美人もあります。最近は果実だけでなく、蕾もおいしく食べられることが紹介され始めています。

⚫ポーチュラカ

開花期:5月~10月

ポーチュラカは、暑さや乾燥に非常に強い植物です。ハナスベリヒユとも呼ばれています。日光を好み、日当たりの悪い場所や天候のよくない日は花が咲きません。もともと、朝咲いた花は午後にはしおれてしまう性質でしたが、近年、夕方まで咲き続ける品種が多く出回るようになりました。ポーチュラカに性質が似たマツバボタンも同じ仲間で、真夏の強い日ざしの中でも元気に花を咲かせてくれます。

⚫アナベル

開花期:6月~7月

アメリカノリノキ‘アナベル’は、真っ白で非常に大きな花房が特徴の、アジサイの仲間です。近年は、見慣れたアジサイのほかに、‘アナベル’やカシワバアジサイが人気を集めています。

‘アナベル’は、日本のアジサイと同様に栽培が容易で、特別な管理をしなくても、毎年よく開花します。春に花芽ができ、その年の夏に開花します。ピンク色の花を咲かせる品種も人気です。

⚫ジニア

開花期:5月~11月上旬

ジニアは、和名を「百日草」というだけあって開花期間が長く、次々と咲き続けます。花壇やコンテナなどに適した矮性の品種がたくさん流通しており、ガーデニング素材として人気があります。バリエーションも多彩で、初心者にも育てやすい植物です。

5月頃から花つきのポット苗が流通しますが、春にタネをまけば夏から梅雨明け後に定植できる大きさの苗に育ちます。

 

みなさん気になる花は

ありましたか??❁❁

 

次回もご紹介します‎( ˙º̬˙ )و

月下美人 花 に対する画像結果̑̑

フロスと歯間ブラシについて★

2019年02月15日

んにちは。

歯科衛生士の宮鼻です!

 

今日はフロスと歯間ブラシについてお話ししたいと思います。

それぞれ素材や形状、大きさもさまざまな製品があり、何を使えばいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

歯と歯の間も効率的に清掃できる歯間ブラシと、歯と歯が接しているところや歯並びの悪い箇所も清掃できるデンタルフロス。

より効果的に歯と歯の間を清掃するためには、歯と歯の間の広さや歯ぐきの状態、前歯や奥歯など歯の位置によって、最適な道具を選んだり、使い分けたりすることが必要なのです。

例えば、サイズの合っていない歯間ブラシを使ってしまっている場合には汚れを撮り残してしまったり、オーバーサイズの歯間ブラシを使って歯ぐきが傷ついたり歯が削れてしまっている人は少なくありません!

 

現在使われている方

歯間ブラシの注意事項です⭐️

・歯と歯のすき間に合ったサイズを選びましょう。

 

・歯と歯の間にスッと抵抗なく挿入でき、動かすときにきついと感じない程度の大きさを選びましょう。

 

・歯によってすき間の広さが異なる場合、数種類の歯間ブラシを使いましょう。

 

・強引に動かすとブラシやワイヤーで歯や歯肉を傷つける恐れがあるので注意しましょう。

 

 

まだ、フロスや歯間ブラシをお使いでないみなさま。

ハブラシによるブラッシングだけでは、歯と歯の間の汚れは61%しか除けなかったのに対して、フロスを併用すると79%、歯間ブラシを加えると85%まで除去できたというデータまであるのです。

歯ブラシだけでは取りきれない汚れをフロスや歯間ブラシを使って取り除くようにしましょう!

いちき歯科医院では、患者さまそれぞれにあった清掃用具をご提案させていただいております。

 

清掃用具の使い方についてもご説明させて頂きます!

 

お気軽にお近くのスタッフにお声掛けください!

 

歯周病を引き寄せる10の生活習慣について★

2019年01月25日

こんにちは!

歯科衛生士の澤田です。

 

今日は歯周病を引き寄せる10の生活習慣についてご紹介させていただきます。

 

歯科医の宝田恭子先生が臨床経験から導き出した「歯周病を呼ぶ10の生活習慣」にいくつ当てはまるでしょうか?

 

①食べ物はあまり噛まずに飲み込む。

 

唾液の中には細菌の感染から身体を守る様々な物質が入っています。

噛むという行為は唾液の分泌を促す、歯周病の予防・改善に大切なアクションなのです。

また、唾液分泌の促進は活性酸素の抑制や、噛むことで口周りの筋肉を使う結果、ほうれい線や二重あご・たるみの対策になるなど、老化防止にもつながります。

 

②はっきり言って野菜は嫌い。

 

野菜を食べることで咀嚼の回数を増やすことはもちろんですが、バランスのとれた食事を適度な量とることは全身の抵抗力を高めるので、口腔内の細菌のバランスが保たれ、免疫力もアップします。

歯周病を東洋医学の視点で考えると、「汚血」の状態、つまり血液がドロドロしていて流れが滞っている状態です。

野菜や海草などを食べて血液をサラサラの状態に戻すことが大切です。

 

③一日中お菓子やコーヒーが手元にある。

 

お菓子の袋を一度開けると全部食べてしまったりしていませんか?

砂糖入りコーヒーを大きなカップでチョコチョコと長時間飲み続けていませんか?

口腔内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、悪玉菌が増殖し、歯周病や虫歯の原因になります。バランスを崩す最大の原因は口の中の不衛生です。1日中時間を決めずダラダラと食べていれば、食べカスの汚れがきちんととれていない状態が続くことが予想されます。

汚れが付いたままの歯の表面では、2日後には50%近くが歯石化し、1週間後には80%近くが歯石化しようとします。

こうなると歯肉に炎症を起こし、歯周病の第一歩である歯肉炎が始まります。

 

④柔らかい物ばかり食べている。

 

柔らかい食べ物では咀嚼の回数は当然減ることになります。

咀嚼をすれば、食べ物がよくこすれて歯磨きをしたのと同じような効果も出てきます。

そして、口の中が唾液でよくうるおい洗い流す効果も期待できます。

また、咀嚼筋を使ってしっかり飲み込むことを習慣づけると、左右の筋肉のバランスがとれ、顔の表情がシンメトリーにもなります。

 

⑤炭酸飲料とお酢ドリンクが大好き。

 

炭酸飲料やお酢ドリンクを毎日飲み続けると、口腔内が酸性になり歯のエナメル質が溶けだしてしまい、虫歯や歯周病の原因菌が棲みつきやすくなります。

また、酸性の飲料を飲んだ直後は、歯のエナメル質表面がやわらかくなっている可能性が高いので、直後のブラッシングは避けましょう。

また、お水でうがいをするなどして口腔内を中性にするように努めましょう。

 

⑥飲み会から帰るとついそのまま寝てしまう。

 

睡眠中は昼間に比べて口腔内を清潔にしてくれる唾液が減少するため菌が繁殖しやすくなっています。

夜は早めに歯磨きをすませ、それ以降は飲食物を口に入れないように心がけましょう。

 

⑦常にスマホをいじっている。

 

スマホや携帯に夢中になっている時って口が半開きになっていませんか?

そんな口呼吸の習慣がある人は口の中が乾燥しやすく口腔内細菌が繁殖しやすい状態になっており、歯周病の発症・進行につながります。

また、前屈みになりやすいスマホ前傾姿勢は、ほうれい線やあごのたるみを加速させることに繋がります。

 

⑧慢性的に寝不足、寝付きが悪い。

 

睡眠不足は白血球の減少を招き、抵抗力を低下させるので歯周病の発症や悪化の一因となります。

質の良い睡眠を取るようにしましょう。

 

⑨タバコがやめられない。

 

タバコに含まれるニコチンが歯に歯垢(プラーク)を付着させやすくさせると共に、歯ぐきの血液循環を悪化させて免疫機能を低下させます。

タバコは歯周病を進行させる最大の危険因子であり、統計調査では、ヘビースモーカーの人はタバコを吸わない人に比べて重度の歯周病になるリスクが5倍以上であることが明らかにされています。

出来る限り禁煙したいものです。

 

⑩猫背である、歩幅が小さい。

猫背の姿勢は55歳で形状記憶されると言われていますが、皆さまはどうでしょうか?

実は猫背は噛み合わせへも影響を及ぼします。猫背だと歯が正しい噛み合わせの位置にならないのです。

そのため、食べ物をすり潰しづらくなり、丸飲みしがちになります。

結果、柔らかい食べ物を好んで摂取するようになり、唾液も出にくくなって、口腔内の細菌が増えてしまいます。

また、顎関節に負担がかかり、顎が疲れやすくなったり、頭痛や肩こりにもつながります。

歩幅が小さい人も前屈みになりやすく、猫背になってしまいます。

普段歩くとき歩幅を大きく、歩数を決めて歩くと猫背解消につながります(^-^)

 

口腔の健康には、ブラッシングなどお手入れの他に、食事や睡眠など生活習慣がとても重要です。きちんとした食生活をしている人はpH値など唾液の質もとても良いことが明らかになっています。

 

新年明けましておめでとうございます!

2019年01月12日

新年明けましておめでとうございます!

皆さま体調などは崩されたりなさっていませんか?

今年は平成が終わる最後の年越しでしたね。

皆さまはどのような年越しをお過ごしになられましたか?

 

私は今年の年越しは台湾に行ってきました♫

台湾で過ごす年越しは初めての私でしたので、インターネットを駆使し、年越しの情報を集めました!

 

台北では、台北101で毎年、新年を祝う花火を実施していおり、元旦0時から約3分間(年によって異なります)花火が打ち上がり、台北101を覆い尽くすように、ビル全体から美しい火花が舞い散るそうです!

最後の火花の輝きが薄れ、夜の闇に交じりきるころ、101の電光掲示板に表示されるHAPPY NU YEARの文字とともに「シンニエン・クアイラー!!(明けましておめでとう!)」という新年を祝う声が巻き起こるとのこと、新年の始まりを、輝く花火と共に迎えると、これから始まる1年に何か良いことが起りそうな気がして台湾に行くことを決めました!

 

台北101(タイペイイーリンイー/タイペイイチマルイチ)は全長509.2m(地上382m)、地上101階、地下5階からなる建物です。

台北101は、7年の建設期間を経て2004年に世界一の超高層建築物として竣工しました。

現在では、ドバイにあるブルジュ・ハリファに世界一の座を明け渡してしまいましたが、それでも台湾が誇る世界的ランドマークに変わりありません。

台北101といえば、その超高層階から望む絶景展望台は鉄板の観光スポットでもあります。

 

そんな台北101には2時間前から1番いい場所で花火を見ようと場所取りをする人がたくさんいました。今年の都市とこは霧雨のような雨だった台北。傘をさしてその時を待ち、15秒前からタワーの伝言掲示板にカウンドダウンの文字が浮かび上がりました。10秒を切ると台湾いや、世界中から来た観光客が口々にその国の言葉でカウンドダウンが始まり、1をカウントした後は中国語や英語で新年を祝う声が口々にあがり、それと同時に花火がタワーから打ち上がりました!

動画や写真で行く前から見ていましたが、実際に異国の地で過ごす年越しは、家族と過ごす年越しもいいものですが、いろんな国の人たちと挨拶を交わせたり、百聞は一見にしかずとはこのことだなと身をもって感じました。

 

今やLCCでも簡単に安く行くことができる台湾、他の海外に比べて親日で安全な台湾、あなたも来年の年越しは台湾にしてみてはいかがですか?

顎関節症とストレートネック

2018年12月22日

 

こんにちは!

歯科衛生士の澤田です(^-^)

 

皆様は顎関節症についてどのようなイメージをお持ちですか?

年を増せばどんどん酷くなり、治らない。そのような難しいイメージをお持ちではないでしょうか。

顎関節症は特に女性に多く、10代から発症し始め、30代前半で男女ともにピークを迎えます。

放置すると様々な症状に発展し、強い悪影響が出ますので、しっかり知り予防改善に努めてゆきましょう。

 

  • 顎関節症ってどんな症状?

 

顎関節症は、近年とても増えている障害の一つで、多くは下記の症状がみられます。

 

・大きく口をあけると軽く音が鳴る。「コリッ」「ジャリジャリ」「コクッ」など

・口を開いたり噛んだりするときに強い痛みが出る。

・口をあける動作が出来なくなる。または閉じれなくなる。

 

関節そのものの痛みだけでなく噛む筋肉に疲労がたまり痛みを起こします。そしてこの障害に付随して、肩こり、背中の痛みも引き起こされることが知られています。

さらには頸椎の歪みや頭痛、耳鳴り、目の奥の痛みといった症状に発展することも。症状が軽いうちに改善すことをお勧めいたします。

 

開口時に音が鳴るのは、顎の関節の中にある軟骨を、下あごの骨が乗り越えるときに起こります。また痛みは関節だけでなく、咬筋といわれる噛む筋肉などが痛い場合も多いです。

 

  • なんで起こるの?原因とは。

 

顎関節症の原因としては様々なことがあげられます。以前は噛み合せの悪さ≒顎関節症と原因と結果が直結して捉えられていましたが、近年ではむしろそれ以外の様々な原因が重なって症状として現れると考えられています。

 

例えば噛み合せの悪さに加え、姿勢や生活習慣(口を大きく開ける、固いものを噛む、頬杖をつくなど)、そして歯ぎしりやTCHなどの癖、精神的ストレスによる噛む筋肉の緊張などが積み重なり、許容範囲を超えると症状が発症してゆきます。

 

TCHとは…

歯列接触癖という上下の歯を “持続的に” 接触させる癖。歯ぎしりほど強く噛みしめたり接触していなくても筋や関節にはストレスはかかっていると考えられているようです。一日に20分弱ほど接触しているのが普通であり、それ以外は上下の歯は離れているのか良いとされています。

 

もちろん噛み合せの悪さも痛みを引き出す要素の一つです。治療中で片方で噛むことが多い場合には、反対側の筋の緊張は強くなって当然です。

また歯並びの悪さや上下の顎の大きさがもともと違い噛み合せが合わない(不正咬合)ことも挙げられます。

 

  • 姿勢の顎関節の関係

 

頸のバランスと顎の位置の問題と、左右の歪みの原因となる顎関節の周囲の筋肉の緊張があります。

例えば頸椎が真っ直ぐ(ストレートネック)になっている方の場合、下顎骨(下のあご)が上顎骨(上あご)より後方に引いて噛むことが多く、顎二腹筋、肩甲挙筋が緊張していることが多いです。

そして奥歯で噛むようになります。この場合上下の歯の接触が多くなります。

 

患者様の中には高い枕がお好きだとおっしゃる方もいらっしゃるのですが、実は高過ぎる枕もストレートネックを引き起こす原因となりますので気を付けましょう!

インフルエンザと口腔ケアの関係

2018年12月19日

こんにちは!

歯科衛生士の澤田です(^-^)

 

気温が下がり空気が乾燥してきて、インフルエンザの流行する季節がやってきました。

いったん流行すると急速に感染が広がることから、インフルエンザ感染者は例年推定1000万人といわれています。

 

今年も予防接種を計画していらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

現在、インフルエンザの予防としては、

①十分な睡眠、無理をしない(免疫力の向上)

②人の多いところにいかない(感染の機会を減らす)

③うがい、手洗いの励行(ウイルスを体の中に持ち込まない)

④感染の機会が高い場所でのマスクの着用

 

などがいわれています。

 

近頃はこれらに加え口腔のケアも予防に大きな役割を果たすと言われるようになりました。

なぜ、口腔内が清潔になると、インフルエンザ予防になるのでしょうか?

専門的な口腔ケアができていると、口腔内の細菌の数が1桁程度減ることがわかっています。

また、口腔内が清潔になることで、唾液が粘膜を潤し感染予防にもなります。

 

インフルエンザの場合は、どのように口腔内の細菌の影響を受けているのでしょうか?

インフルエンザウイルスの感染と増殖のしくみを大雑把にみてみると…

 

インフルエンザウイルスには、その表面に、ヘマグルチニン(赤血球凝集素)とノイラミニダーゼという糖タンパクの突起が出ています。

 

★ヘマグルチニン★

この突起が、人の細胞の表面にあるシアル酸の糖鎖の部分にくっつくことで、ウイルスが人の細胞に感染することができる。

ヘマグルチニンの構造が、病原性の強弱を決めているとされます。

 

★ノイラミニダーゼ★

ウイルスが人の細胞内に取り込まれ増殖した後、次の細胞に感染するためシアル酸との結合を断ち切るという役割を持っています。

 

インフルエンザワクチンは、ヘマグルチニンに特異的に結合するために、人の細胞に結合できなくなることで、感染を予防するものです。

タミフルなどの抗インフルエンザ薬は、ノイラミニダーゼの活性を阻害することで、インフルエンザワクチンが細胞を渡り歩けなくします。

ヘマグルチニンは、実は、細菌の出すプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)によって、あらかじめ2股に割れることで、(開裂)、細胞膜をこじ開けます。

そのことにより、インフルエンザウイルスが細胞の中に侵入する事ができます。

このように口腔内や呼吸器に常在しているブドウ球菌など放出するプロテアーゼの存在が、このヘマグルチニンの開裂にかかわっています。

 

当然、専門的な口腔ケアが行われていると、1桁ぐらいは細菌の数が減りますので、清潔な口腔内であればあるほど細菌から出されるプロテアーゼの量が減り、ヘマグルチニンの開裂が起こりにくくなりインフルエンザの感染予防になるとされています。

 

ちなみに、弱毒性のインフルエンザは、ヘマグルチニンの構造が、口腔、呼吸器などの細菌由来のプロテアーゼなどだけで開裂が起こるもので、局所的な感染ですむことが多いようです。

 

強毒性のものは、全身に存在するいくつかのプロテアーゼでヘマグルチニンの開裂が起こるため、感染力が全身に広がりやすく致死率が高くなります。

 

★歯周病菌はインフルエンザ感染を重症化させます★

 

歯周病菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)を出します。

また、歯周病菌由来の酵素は抗ウイルス薬で抑制できないため、口腔内を不潔にしておくとインフルエンザ感染を助長します。

特に免疫力の弱い高齢者は、インフルエンザが重症化する可能性があります。

 

今年はインフルエンザの新たな予防法として口腔ケアについても実践してみてはいかがでしょうか(^^)

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話しいただけたらと思います。
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