防災グッズを準備しよう!つづき★
2018年10月31日
前回の続きで防災のことを調べていきたいと思います!まずは緊急時用と非常用持ち出し袋について調べてみました。
1.緊急時用グッズ
防災グッズの中でまず準備したいのは、災害発生直後にまず必要となる物を詰め込んだ緊急時用グッズ。緊急時用グッズは、災害発生時に迷わず手を伸ばせるように、常に手の届く範囲に置いておくことが大切です。就寝時は枕元、入浴時は防水ケースに入れて浴槽の近く、外出時はカバンの中など置く場所を決めておきましょう。
懐中電灯(スマホ)
夜中に災害が発生して住んでいる地域が停電した場合、辺りは一瞬で真っ暗闇になります。下手に動き回ると、周囲の人や物にぶつかったり転んだりして危険ですし、地震の場合は、床に物が散乱していて足を怪我する可能性もあります。夜中に被災する可能性を考え、懐中電灯を準備しておいてください。スマホでも代用できますが、置き忘れには十分注意する必要があります。
手袋
地震発生時には、食器や照明器具などが床に散乱し、家具や電化製品が倒れて通路を塞ぎ、出入り口が壊れて開かなくなるといった可能性があります。そのため、安全に避難行動の邪魔になる物をどかし、出入り口を確保するために手袋が必要です。また、手袋をはめていれば、誤って尖った物などに触れたとしても、小さいケガで済むこともあります。工場や工事現場で使用する特殊繊維製の手袋が理想的ですが、なければ滑り止めがついた軍手を入れておきましょう。
折り畳み式スリッパ
地震発生時、物が散乱した床を安全に歩くために必要です。特に、夜中に地震が発生して地域が停電した場合は、懐中電灯で進路を照らしていたとしても、床に散乱した物を踏んで怪我する可能性が高くなります。足の裏を怪我すると歩行が困難になり、その後の避難行動に大きく影響してしまうので、折り畳み式スリッパは入れておきましょう。万全を期すのであれば、中敷きも一緒に準備しておくと良いでしょう。
ホイッスル
自宅に閉じ込められた場合や、倒壊した家や家具に挟まれて身動きが取れなくなった場合に、助けを求めるために使用します。
救急セット
緊急時用グッズに入れておきたいのは、最低限の応急処置に必要な絆創膏、包帯(三角巾)、ウェットティッシュなどです。包帯や三角巾は、ねんざや骨折、出血など幅広いケガの処置に役立つので、一つは入れておきましょう。
メガネ、常用薬など
メガネや常用薬といった個人にとっての生活必需品の予備は、必ず緊急時用グッズに入れておいてください。なお、普段はコンタクトレンズを使用している人でも、被災時には目に入れる時間も道具もないことが多いので、メガネを準備しておきましょう。
携帯用ポーチ
必要な緊急時用グッズが全て入り、手軽に持ち運べて、外出時には避難グッズの中に入るサイズを選びます。入浴時に浴室へ持ち込めるよう、防水性のポーチを選んでください。
2.非常用持ち出し袋
自分や家族の安全を確保しながら避難するために必要な防災グッズを入れておくのが、非常用持ち出し袋です。非常用持ち出し袋は、家族全員が出入りできて簡単に取り出せる場所に置いておきます。また、重すぎて持ち出せないと意味がないので、家族の誰でも無理なく持ち出せる重さにしておくことが大切です。以下準備するもの
水・非常食
「水と非常食はたくさん準備しておきたい。」と考える人が多いでしょう。水と非常食は、防災グッズの中でも特にかさばります。最低限、水は500mlのペットボトル2本(ゼリー飲料も可)、非常食はカロリーメイト2箱(スニッカーズ、一本満足バーなども可)を準備し、それ以上は、他の防災グッズをすべて詰めてみて、重量に余裕がある場合に足すようにします。なお、一般的な防災グッズに入っている非常食の中には、高齢者が噛んだり飲み込んだりするのが難しいものがあります。そのため、高齢者用の防災グッズを準備する場合、高齢者が食べやすい物を入れておくことが大切です。
ヘルメット
地震発生時の落下物や強風や火山噴火による飛来物から頭を守るために必要です。また、雨で頭が濡れるのを防ぐのにも役立ちます。通常のヘルメットだとかさばるのがネックですが、防災用の折り畳み式ヘルメットも販売されています。
雨具
雨具は、雨に濡れて体調を崩すのを予防するために必要です。ゴアテックス(防水・透湿に優れた素材)製の雨具が理想的ですが、安い商品でも数万円以上するので、コンビニで販売されているレインコートを人数分そろえておくことでもいいでしょう。
手袋
避難行動の障害になる物をどかしたり、ガラスの割れたドアなどを開け閉めしたりする時に、手を守るために使用します。防寒用としても使用することができます。
マスク
避難所での感染症を予防や、被災地の粉塵対策として活躍します。
ヘッドライト
夜に災害が発生し、真っ暗な自宅内や避難所への道のりを移動する時や、避難所での生活で使用します。避難時は、子供の手を引いたり障害物をどけたりする必要があるため、手持ちの懐中電灯よりも、手を使わずに使えるヘッドライトが便利です。電池式の商品を選び、可能であれば充電池と充電器もそろえておきます。
防災ハザードマップ
防災ハザードマップとは、①自然災害による被害の範囲や程度と、②避難ルート、避難場所などを地図上に表したものです。地域によっては、ハザードマップ(①の内容を地図上に表したもの)と防災マップ(②の内容を地図上に表したもの)を別々に作成しているところもあります。入手しておくと、安全なルートや避難場所を確認しながら素早く移動することができます。
災害発生時は、インターネットが使用できなくなったり、スマホの充電がなくなったりする可能性があるので、入手しておいてください。
スマホ・タブレット・モバイルバッテリー・乾電池式充電器・携帯ラジオ
インターネットが使用できる状況であれば、スマホで情報収集できます。スマホやタブレットは、バッテリーが長持ちしないという問題を抱えている機種が多いため、モバイルバッテリー、乾電池式充電器、充電池はセットで準備しておきます。インターネットが使用できなくなる場合や、スマホの電池が切れた場合を想定して、携帯ラジオも準備しておく必要があります。
救急セット
大規模な災害が発生して多くの被害者が出た場合、骨折、火傷、風邪などでは十分な治療を受けることができず、自力で応急処置を行う必要に迫られることがあります。緊急時用ポーチに入れる絆創膏、包帯(三角巾)、ウェットティッシュに加え、傷パッド、消毒液、風邪薬などを入れておきます。
レジ袋(ビニール袋)
レジ袋は、ごみを入れるという本来の使い方だけでなく、降雨時には地図や紙類を入れて濡れるのを防ぐこともできます。また、防寒対策や火の粉を避けるために使用することも可能です。
下着
避難時は思うように暖がとれないため、雨でぬれた下着や服を着続けて体調を崩しがちです。避難所到着後に下着だけでも着替えられるよう、1セットは準備しておいてください。衣類圧縮袋に入れておくと、着替えた下着と交換できて便利です。
携帯式トイレ
地震などの災害によって、電気と上下水道のいずれか、もしくは両方が止まってしまい、避難所等のトイレが使用できなくなる可能性があります。仮設トイレの設置は時間を要する場合があるため、衛生管理を考えて、携帯式トイレを準備しておきたいところです。
身分証明書、緊急連絡先、貴重品
避難時の身元確認や、家族と離れ離れになった時のことを想定し、身分証明書と家族の緊急連絡先一覧は準備しておいてください。身分証明書については、被災時に持ち出すのを忘れないよう、あらかじめコピーをとって非常用持ち出し袋に入れておくと安心です。一定額の現金や貴金属類などの貴重品もまとめて非常用持ち出し袋に入れておきましょう。
緊急時用グッズ
「1.緊急時用グッズ」も、非常用持ち出し袋に入れて持ち出します。
リュックサック
避難時は、進路をふさぐガレキや障害物をどけたり、子供の手を引いたりするため、両手が自由になるようにするのが基本です。そのため、非常用持ち出し袋としては、背中に背負えるリュックサックが適しています。準備段階では、8~9割程度の詰まり具合を意識し、実際に被災する時に持ち出したいと思った物を入れるスペースを残しておきましょう。