お口とストレスの関係について★
2019年02月26日
こんにちは!
歯科衛生士の澤田です(^o^)
今回はお口とストレスの関係について書いてみようと思います。
ストレスと身体の不調の関係については、これまでにもお聞きになったことがあると思います。
適度なストレスは心身の抵抗力を高めてくれますが、過度なストレスはさまざまな不調や老化を招き、更には免疫力を低下させ病気のリスクも高めます。
中でもお口は、ストレスの直撃を受けやすい部分なのです。
皆さまもストレスや疲れが溜まっていると口臭がきつくなったり、歯茎が腫れるというご経験はありませんか?
実はお口の中には常に500~700種類以上の常在菌がいます。そのうちの約2~3割は悪玉菌です。ふだん、悪玉菌は善玉菌に抑えられていておとなしくしていますが、過度のストレスが加わると善玉菌が追いやられて悪玉菌優性の口内環境になってしまい、歯周病の原因になります。このとき口臭も発生します。
また、緊張したりイライラしているときに口の中が渇いて水分が欲しくなることはございませんか?
過度のストレスは交感神経を緊張させ、唾液が減少します。唾液にはお口の中を清浄化したり、口臭を抑えたりする働きがありますので、ストレスによる唾液の減少も口内環境の悪化につながるのです。
最近では、ストレスによる「食いしばり」が原因で、知覚過敏や歯のグラグラ、顎関節症に悩む人も増えています。ストレスを感じたり緊張したりしたとき、無意識のうちに強く歯を食いしばる習慣をお持ちの方が多くいらっしゃると言われています。
また、疲れを溜めているときなど朝起きたときに顎が何だかダルいなと感じられたことはございませんか?
これは夜中の「歯ぎしり」が強くなっているサインです。歯ぎしりも食いしばりと同様に知覚過敏や歯の揺れなどを引き起こす原因となります。
このように、過度のストレスはお口の健康にとっても大敵となるのです。
お口の健康を守るためにもストレスと上手く付き合い、適度な気分転換をはかるように心掛けましょう(*^^*)♡