嚢胞(のうほう)について
2016年10月11日
こんにちは。歯科医師の丸野です。
今回は嚢胞について説明をさせていただきます。
嚢胞とは、体内に形成された病的な袋状のものをいいます。一般にその内部には液状の内容物が入っており、ほとんどの嚢胞は、その内側が上皮によって覆われています。顎骨内にできる嚢胞と口腔の軟組織に発生する嚢胞があり、その成り立ちから、先天性のものと後天性のものに分けられます。
むし歯が進行し、歯髄に感染が起こり、それが歯根の尖端に波及すると、根尖性歯周炎が生じます。それが慢性化すると歯根肉芽腫や歯根嚢胞ができ、歯根嚢胞は顎骨の中に生じる嚢胞の50%以上を占めます。
続いて含歯性嚢胞についてです。歯の原基の上皮から生じる嚢胞で、その嚢胞腔内に埋伏歯の歯冠を含んでいます。無症状に経過し、エックス線写真撮影で偶然に発見される場合が多くみられます。
治療は摘出が基本となりますが、大きな嚢胞の場合は開窓術が選択されることもあります。
その他、類皮嚢胞、類表皮嚢胞、粘液嚢胞など様々な種類のものがあります。当院で処置可能なものから、連携している高次医療期間へ紹介させていただく場合もございます。何か気になることがございましたら是非ご相談ください。




