ドクターブログ|いちき歯科|南森町駅・大阪天満宮駅すぐの歯医者

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「痛みについて」

2015年09月28日

 こんにちは。歯科医師の丸野です。本日は歯科領域における「痛み」について報告をさせていただきます。

 

 さて患者さんの多くは歯が痛い、歯茎が痛いなどが原因で歯科受診されます。しかしながら顎顔面領域の痛みはもちろん虫歯、歯周病だけが原因ではありません。分かり易く言うと、お口の中が痛いと感じても、それが必ずしも歯や歯茎が原因という訳ではないということです。

 

 まず痛みの発生源は「頭蓋内」、「頭蓋外」に大きく分けられます。頭蓋内の障害とは、主に脳の新生物、動脈瘤、腫瘍、血腫、浮腫などを示します。頭蓋外の障害とは、末梢神経系の一次病変、あるいは機能障害によって引き起こされるニューロパシー性疼痛があります。加えて、頭蓋骨、頸部、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、その他の顔面・頭蓋組織に起因する痛みという分類があり、これらの口腔内に隣接した組織の異常が関連痛を生じさせることがあります。その他、筋骨格痛というものがあります。これは頚椎、顎関節の関節障害と頸部筋、咀嚼筋の筋障害が主な原因です。

 

 以上のように疼痛の診断には様々な可能性が考えられます。当院では一般的な検査機器に加え、CTなどの精密な検査機器を揃え、より幅広い検査が可能です。場合によっては他の医療機関との連携によって治療にあたることもあります。心配事がございましたらぜひご相談下さい。


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ボトックス治療「食いしばり、歯の破折、顎関節症、肩こり」の改善|大阪・梅田の歯医者

2015年09月25日


こんにちは。

歯科医師の新井です。

今回は当院でも扱っているボトックスという治療についてお話しさせていただきます。

 

咬む力が強い方や、食いしばり歯ぎしりがひどい方は、歯周病、虫歯、歯の破折、被せや詰め物の破損、さらには顎関節症を誘発する事があります。

 

そこでボトックスという治療があります。ボトックスとは、弱毒化させたボツリヌス菌Aの商用名で、顎の筋肉に注射することで、咬筋という噛む筋肉の働きを弱めるものです。咬む力を低減させることによりこれらのリスクを減少させることができます。

 

ボトックスは筋肉の働きを弱める作用がありますので、表情筋の収縮による表情ジワや額の深い横ジワ等に効果的です。また、食いしばりや歯ぎしりによる歯の摩耗や、痛み、かぶせの割れなどの他、顎の疲労にも効果があります。美容外科ではエラ張り治療に使用され、3~6か月目が効果のピークと言われています。

 

小顔効果もありますので興味ある方はぜひお声掛けください。

 

歯ぎしりとくいしばりについて

2015年09月14日

こんにちは、藤林です!

 

今回は歯ぎしりとくいしばりについてお話したいと思います。

 

歯ぎしりは寝ている間にギリギリと歯をこすりあわせること、くいしばりは集中するときなどに歯をぐっとくいしばることです。

そういった過剰な力で何がおこるのでしょうか。

まず、歯がすり減ったり、われたり、詰め物がとれたりします。歯がわれてしまうと、割れ方によっては抜歯になってしまいます。

次に、横にゆさぶられる力がかかると歯のつけねが欠けてしまい、しみるという症状がでます。

そして、歯に力がかかるということは、その周りの骨にも力がかかっています。力が加わると骨はとけてしまいますので、歯周病の治りを悪くします。

他には、顎の関節にも力が加わりますので、顎関節症になる可能性が高くなります。

 

どれだけ丈夫な治療をしても、それはなくなってしまったところに対して補っているだけなので、その力が治っていなければ、また治療を繰り返してしまいます。

 

誰も歯を悪くしたいなんて思う人はいないのに、歯ぎしりやくいしばりは無意識でやってしまっていることなので、それが恐ろしいところですよね。 対処法としてはそのクセに気づくことが第一歩です。

自分もやっているのかな?と思われた方はどうぞ私たちに尋ねてみてください。過剰な力が加わっているどうかはお口の中を診させて頂くとだいたいわかります。

 

 

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口呼吸の改善法と鼻呼吸による体の変化

2015年09月7日

ふと気がつけばいつも口で呼吸している、そして口を開けて寝ている方がいらっしゃいます。私も実はそうです。鼻は呼吸するのに優れた機能が備わっています。それに対して、口呼吸は口の中だけでなく、体にも悪い影響を及ぼしています。今回は鼻呼吸をすることによって変わる体の変化と改善方法をお伝えします。

 

口呼吸の改善法

 1. 耳鼻科に行く
鼻で呼吸ができない人はまず耳鼻科での治療が必要です。アレルギー性鼻炎、蓄膿症、骨鼻中隔湾曲症等の治療を行いある程度鼻の通りをよくする必要があります。また、歯の病気が原因で副鼻腔炎(ふくびくうえん)を起こし、鼻が詰まっている場合は歯医者での治療が必要です。

2. 寝るときにテープやシールを貼る
鼻で息はできるけれど口が開いてしまう方は寝るときに市販されている鼻呼吸テープを口に貼り口が開かないようにします。口を閉じることを意識づけるものです。また、鼻腔を拡張するシールを貼り鼻で息をしやすくする方法もあります

3. 鼻呼吸になれる
口呼吸になれている方は鼻で息をする習慣ができていません。それを改善するために多少苦しくても意識的に鼻で息をする訓練をしていきます。軽い運動時も鼻呼吸を意識的に行うことで鼻が徐々に活性化してきて鼻呼吸の率が増えていきます。意識することが大切です

4. 睡眠時無呼吸症候群のためのマウスピースを使う
睡眠時無呼吸症候群を治療するために口の中の上下にマウスピースを入れて入れます。固定するタイプでもそうでないタイプでも物理的に口の中の空いたスペースが減ることと口で息がしにくくなることで口呼吸の改善に役立ちます。

5. 歯並びが悪くて口呼吸がおこる
子供の歯並びは舌や口の周りの筋肉、そして呼吸の仕方によって悪くなります。矯正装置を使って歯並びを悪くしている原因を根本的に治療する方法です。歯並びだけでなく顎を拡げることで鼻腔が拡がり、これにより口呼吸と歯並びを同時に治療していきます。また、大人でも出っ歯を治したり歯が空いているのを治したりして口を閉じやすくして口呼吸を改善していきます

6. 口の周りの筋肉を鍛える
口呼吸の方は口をいつも開けているため、唇が反って、唇の筋肉が弱い方が多いです。矯正治療の一つである口腔筋機能療法MFT(Myofunctional therapy)を行うことで、舌や口の周りの筋肉を正しく使えるように練習し、MFしっかり口が閉じられる力をつけていきます

 

鼻呼吸になることでおこる体の変化

1. 風邪を引きにくくなる
鼻呼吸にすると乾燥した空気やウイルスが直接肺に入り込まないため風邪を引きにくくなります。風邪などのウイルスは乾燥した空気で繁殖します。鼻呼吸にすると空気は鼻の粘膜や副鼻腔の粘膜によって、水分を補給され湿度が高い状態で気管や肺に入っていき、風邪などのウイルスの活動を弱くすることができます。私も睡眠時無呼吸症候群のマウスピースを入れてから寝ている間に口がからからにならなくなり風邪をほぼ引かなくなりました。

2. 歯周病や虫歯になりにくくなる
口呼吸では口の中が乾燥するため唾液による自浄作用が働きにくく、口の中で細菌が繁殖しやすくなります。そのため、歯周病は虫歯になるリスクが高くなります。口呼吸の方の歯ぐきは赤く腫れていることが多いです。一方、鼻呼吸になると口の中が潤い、唾液の成分と自浄作用により、歯ぐきもピンク色をしています。細菌の繁殖が抑えられることにより歯周病や虫歯リスクは下がります。

3. 口臭が減る
口臭の原因の一つに細菌臭や膿のにおいがあります。口呼吸では乾燥して細菌が繁殖しやすくなりますので、舌にいる細長い細菌などがにおいを出します。鼻呼吸で口の中の乾燥が抑えられるので細菌の繁殖を抑えてにおいが軽減します

4. 歯の着色が抑えられる
歯の着色は着色物を食べたあと乾燥するとこびりつき歯ブラシでは落ちにくなります。そのため、口呼吸では着色がつきやすく、鼻呼吸では着きにくくなります。

5.  見た目が良くなる
口呼吸の方はぽかんと口が開いていることが多く、唇がゆるく、口輪筋が緩んでおり、だらしない口元ですが、鼻呼吸の方は口を閉じているので口輪筋がほどよく緊張しており、顎を閉める筋肉も機能的で、見た目が引き締まった印象になります。

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