床矯正について
2019年02月27日
こんにちは。歯科医師の新井です。
みなさんの子どもさんは、歯並びはいいでしょうか?それとも気になるところがあるでしょうか?
現代の子どもは、実は昔よりも歯並びは悪くなってきています。それは昔の子どもよりもさらに小顔の子どもが多く、顎がその分小さくなり、歯の大きさだけは変わらないので、歯が並ぶスペースが無くなっているためです。その結果、乱くい歯などの不正咬合があまりにも多いのが実情です。
そうした顎が小さく細くなっている状態を顎の成長に合わせ、広げて歯が並ぶスペースを作っていく目的の装置が「床矯正(しょうきょうせい)」です。
顎の骨が硬くならないうちに、床矯正装置を1日に一定の時間付けていただくことで子どもの顎骨の成長に合わせて歯並びを良くしていきます。
子どもの成長とともに治すことにより、大人になってからの矯正費用と手間暇・時間を省く事が可能になります。従来の矯正歯科治療よりも予算もかけずに、成長をともないながら歯列矯正ができます。
もちろんすべての歯並びをよくできるわけではありませんが、一度子どもの歯並びが気になる方はご相談ください。
お子様の歯並びについて
2019年02月14日
こんにちは。歯科医師の新井です。
みなさんの子どもさんは、歯並びはいいでしょうか?それとも気になるところがあるでしょうか?
現代の子どもは、実は昔よりも歯並びは悪くなってきています。それは昔の子どもよりもさらに小顔の子どもが多く、顎がその分小さくなり、歯の大きさだけは変わらないので、歯が並ぶスペースが無くなっているためです。その結果、乱くい歯などの不正咬合があまりにも多いのが実情です。
そうした顎が小さく細くなっている状態を顎の成長に合わせ、広げて歯が並ぶスペースを作っていく目的の装置が「床矯正(しょうきょうせい)」です。
顎の骨が硬くならないうちに、床矯正装置を1日に一定の時間付けていただくことで子どもの顎骨の成長に合わせて歯並びを良くしていきます。
子どもの成長とともに治すことにより、大人になってからの矯正費用と手間暇・時間を省く事が可能になります。従来の矯正歯科治療よりも予算もかけずに、成長をともないながら歯列矯正ができます。
もちろんすべての歯並びをよくできるわけではありませんが、一度子どもの歯並びが気になる方はご相談ください。
糖尿病と歯周病の関係について
2019年02月13日
こんにちは。歯科医師の新井です。
糖尿病と歯周病の関係についてご存じでしょうか?
一見何の関係もないように見える2つの疾患には、密接な関係があるのです。
歯周病は糖尿病の「第6の合併症」と言われており、糖尿病患者が歯周病を発症するケースが非常に多いことが分かっています。
さらに、最近の研究結果により、歯周病も糖尿病に影響を及ぼすと考えられるようになってきたのです。
糖尿病と歯周病の関係を知り、どちらの疾患も予防するためにはどうしたらよいのか考えてみましょう。
歯周病と糖尿病の関係
歯周病と糖尿病にはどのような関係があるのでしょうか。
糖尿病と歯周病は、まったく別の病気というイメージが強いでしょう。
しかし、以前から歯周病は糖尿病の合併症の1つであると言われてきたのです。
実際に、糖尿病の人が歯周病である確率は、通常の人に比べて約2倍というデータがあります。
また、糖尿病患者は歯周病が重症化しやすい傾向があり、糖尿病の罹患(りかん)期間が長いほど歯周病の罹患(りかん)率が高いことも分かっているのです。
歯周病と糖尿病の関係については、まだはっきりと分かっていません。
しかし、相関関係があることは確かなのです。
歯周病が進行した人ほど、血糖値が悪いと言われています。
そして、その状態が歯周病菌を増やす原因になっているのです。
たとえば、高血糖の状態だと浸透圧の関係で尿が多く出るため、体内の水分が減少して喉や口が渇きやすくなります。
口の中が乾燥すると、歯周病の原因となる菌が繁殖しやすくなるのです。
また、高血糖の人は最近に抵抗する力が弱まっていることで感染症になりやすいという考え方もあるでしょう。
組織を修復する働きが低下するため、糖尿病の人は歯周病の進行が早くなると考えられているのです。
一見まったく関係のなさそうなこの2つの病気。
共通するのは、どちらも「生活習慣病」であるということでしょう。
つまり、糖尿病も歯周病も、生活習慣が原因で発病する可能性が高いのです。
糖尿病を起こしやすくする運動不足やバランスの悪い食生活、精神的ストレスなどの生活習慣は、歯周病を起こしやすくする生活習慣でもあります。
糖尿病患者が歯周病になりやすいことは分かりました。
では、歯周病の人が糖尿病になりやすい理由とはどのようなものなのでしょうか。
歯周病は慢性感染症であり、治療を継続しないと最近の活動を封じることができません。
このような時、人間の体はさまざまなサイトカインを分泌し、細菌やウイルスに対抗しようとするのです。
サイトカインは、血糖値を下げるためのホルモンである「インスリン」の働きを阻害します。
そのため、血糖値はいつもより上昇するのです。
健康な人であれば、すぐにすい臓からインスリンが分泌されるため、血糖値が高くなりすぎることはありません。
しかし、糖尿病の人は血糖コントロールが乱れる大きな原因になってしまうのです。
歯周病が進行して歯を失うことになると、固いものを食べることができなくなります。
普段の食事が柔らかい食べ物中心になるでしょう。
また、よく噛(か)まずに飲み込んでしまうようになります。
このような食生活では、食後に血糖値が急激に上昇することが多いのです。
8020運動をご存知ですか?
2019年02月9日
こんにちは。
歯科医師の新井です。
みなさんは8020運動をご存知でしょうか?
8020運動は、平成元年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。厚労省が6年に一度実施している調査では、すべての年齢層において年々保有する平均歯数は増加してきています。現在、平均値で20本以上保有する年齢層は69歳までとなっています。70歳以降では自分の歯が20本を下回っている方が多いことがわかります。日本人の平均寿命は、女性では86.41歳、男性が79.94歳である日本において、歯の本数は長寿に追いついていない現状となっていま
す。一度歯を失うと補綴物と言って人工物で補い、機能が落ちないようにかかりつけ歯科診療所で定期的にチェックを受けることが必要となります。また、自分の歯をできるだけ多く残すためにかかりつけ歯科診療所で定期的な管理を受けることは非常に重要と言えます。
みなさんも歯を残してより長生きしましょう。
鼻呼吸にはあいうべ体操!
2019年02月6日
こんにちは。歯科医師の新井です。
みなさんはきちんと鼻で呼吸かできているでしょうか?
今日は鼻呼吸になるために効果的な「あいうべ体操」をご紹介します。
あいうべ体操は、舌やお口の筋肉を鍛えることで口を閉じた状態を保てるようにするための体操です。
あいうべ体操のやり方はとても簡単です。次の4つの動作を繰り返します。
1.「あー」と口を大きく開く。
2.「いー」と口を大きく横に広げる。
3.「うー」と唇をとがらせて前に突き出す。
4.「べー」と舌を突き出して下に伸ばす。
連続で行うと顎が痛くなってしまうことがあるので、朝昼晩などに分けて行いましょう。
入浴時は口が乾燥する心配がないので特にオススメの場所です。
反対に、寒い野外などは口内が乾燥してしまうので避けてください。
鼻呼吸は体全体に良い影響を与えます。
あいうべ体操をぜひ試してください。
歯のけが(外傷)について
2019年02月5日
こんにちは、藤林です。
今日は話したいと思います。
まず歯のけがのお話の前に、歯のなりたちについて説明します。歯茎から顔をだしている部分は歯冠と呼ばれます。歯の層で名前が変わり、第一層目がエナメル質、第2層目が象牙質、象牙質の中には神経(歯髄)があります。反対に骨に植わっているところを歯根といいます。
歯は骨のなかに植わっていて、しかし直接植わっているのではなく、ほんのわずかな隙間を介しています。その隙間にあるのが、歯根膜とよばれる線維で、それを介して植わっています。
発生する年齢は幼児から高校生が多いです。友達とぶつかった、こけた、何かにぶつかった、交通事故・・・他高齢者の転倒や酔っぱらったときの転倒などもあります。
歯のけがの種類としてはまず折れること(破折)といいます。歯冠部でおれたり、歯根部で折れたり、折れ方は様々です。
他に外からの力により歯が骨から離れるような状態が発生すると、脱臼といいます。脱臼には歯が骨から完全に離れて、抜け落ちてしまうような完全脱臼から、一部の歯根膜が断裂しただけの不完全脱臼まであります。
歯がめりこんでしまう場合もあります。これを埋入といいます。また歯のけがの種類に関係なく、様々な骨折や唇の切れが生じることがあります。大きく骨折している場合や唇を大きく縫わないといけないような場合は口腔外科を紹介させていただく場合があります。
脱臼のなかでも歯が完全に抜けてしまうことを脱落といいます。脱落は早急に手当てをすれば助けることができます。抜けた歯が助かる(戻せる)かどうかは、この抜けた歯についている歯根膜と呼ばれる線維が生きているかによります。もし生きていれば歯を元の骨の穴に戻す(再植といいます)ことにより、歯は再び機能を回復します。また歯の根がまだ完成していない歯では、再植後に神経が生き返ることがあります。
歯根膜は乾燥に弱く、口の外ではおよそ30分くらいしか生きていません。したがって歯が抜けてから30分以内に歯医者さんにもどしてもらうか、自分で戻す必要があります。
抜けた歯を助ける最も良い方法は自分でまず元の位置にもどしてみることです。もちろん砂などで汚れている場合には水道水で洗ってからもどします。しかし、水で洗うのは30秒くらいにしましょう。歯根膜が死んでしまうかもしれないからです。
もし抜けた歯を戻せない場合は、口の中にいれておきます。ただし飲み込んでしまってはいけないので、歯を唇と歯茎の間に入れておきます。また低年齢の場合も口の外で保管しましょう。その場合は、牛乳を用意して、牛乳のなかに漬けておきましょう。そしてすぐ歯医者さんに行きましょう。
歯が折れた破片の場合は、水で濡らして持ってきてください。それは戻した部分の見た目が悪くなってしまう(白濁する)ことを防ぐためです。どんな小さい破片でも、一度戻すことを試みてみますので、探して見つかれば持ってきてください。また取れたのが歯なのか破片なのかわからない場合は、牛乳に漬けて持っていきましょう。
交通事故などの体の外傷が大きい場合は医科を優先させてください。脳震盪などの意識消失があった場合もそうです。脳のMRIなど精密検査を行い、大丈夫になった時点で、御来院ください。
歯のけがの治療について
2019年02月4日
こんにちは、藤林です。
今日は歯のけが(外傷)の治療を中心にお話します。
前も読まれたかもしれませんが、歯の構造について復習しておきますと、
歯茎から顔をだしている部分は歯冠と呼ばれます。歯の層で名前が変わり、第一層目がエナメル質、第2層目が象牙質、象牙質の中には神経(歯髄)があります。反対に骨に植わっているところを歯根といいます。
歯は骨のなかに植わっていて、しかし直接植わっているのではなく、ほんのわずかな隙間を介しています。その隙間にあるのが、歯根膜とよばれる線維で、それを介して植わっています。
脱落歯が1時間以上乾燥状態に置かれると、歯根膜はほとんど死んでしまいます。歯根膜が死んでしまった歯を元に戻すと、歯はなくなり(吸収といいます)その分骨に置き換えられてしまう、アンキローシスという現象が起きます。
このようなことが起きないためには、けがで抜けた歯を探して、歯を口の中で保存し、早く歯医者さんに行くことです。
歯冠が折れてしまう(歯冠破折)が歯の外傷のなかで多いです。歯冠破折でも重要なことは折れた歯を探して歯医者さんに持ってくることです。歯医者さんで適切に元の歯に接着してもらうことです。
折れた大きさにもより、いくつかの治療法があります。
わずかな破折は少し削って磨きます。
少し大きな破折で、破折片がない場合は、白い接着性のある樹脂で見た目にわかりにくいように修復します。
大きく折れて破折片もない場合で歯の神経が見えている場合は、歯の神経の治療をして、土台を作ってから、人工の被せものによって治療します。
外から見えない歯根部分で歯が折れてしまうことがあります。これを歯根破折と呼びますが、折れた部分の移動が大きくなく、すぐに歯を戻せば、歯も歯髄も助かることがあります。ぐらつきが大きい場合は、ワイヤーを使って隣の歯にとめることによって固定を行います。
歯を打ってそのときは異常がないのに、しばらくして歯の色が暗くなり変色してきたりすることがあります。これは神経が死んでしまったことを意味します。このようなときは、歯医者さんで神経の処置をしてもらったあと、神経があったところにお薬を詰め、その上に漂白作用のあるお薬によって、歯を漂白してもらうと、歯の色が他の歯とおなじくらい白くなり、元に戻ります。
歯の外傷と一緒に唇や歯茎が外傷を受けることがあります。
唇や歯茎の外傷は多くの場合出血をともないますが、出血量に惑わされず、周りの方の冷静な判断が重要となります。
擦り傷、小帯(歯茎のひも)が切れる、唇の腫れ(内出血)、歯茎のめくれあがり・裂けなどです。
多くの場合将来的な問題を起こすことなく治る場合が多いです。
知覚過敏について
2019年02月2日
こんにちは。
歯科医師の新井です。
歯の痛みと言えば、虫歯と思われがちですが、虫歯でもないのに、突然「キーン」と痛む事はありませんか?
これは、冷たい物や歯ブラシの毛先が歯に当たる事によって起きる知覚過敏です。
知覚過敏は、3人に1人が悩んでいるといわれている歯の痛みなのです。一時的な痛みであるため、放置されることも多い知覚過敏ですが、実はそのままにしておくと、深刻なケースに至る場合もあります。
こちらでは、そんな知覚過敏の原因と対処法について、まとめてみましたので、ぜひご覧下さい。
知覚過敏のメカニズムと症状
冷たいものや温かいもの、酸味の強いものなどを飲食した際、歯の表面に「キーン!」と歯がしみて一時的な痛みを伴います。虫歯と違い、「ズキンズキン」と拍動するような痛みでなく一時的な痛みなのが特徴です。しばらくすれば痛みが治まるので、知覚過敏はしばしば軽視されがちです。
知覚過敏は、何らかの原因により、歯の表面を覆っている「エナメル質」が傷つき、内層の「象牙質」が露出することで、外部から刺激を受けます。
または、通常歯茎で隠れた部分「歯根部」が露出することで、セメント質が露出し刺激を受けることもあります。象牙質やセメント質は「象牙細管」を通じて、内部に通っている「歯髄神経」を刺激します。歯髄神経から脳に伝達し、「キーン!」と痛みを感じるのです。
知覚過敏を放置すると「歯髄炎」という神経の病気を発症する場合あります。安易に放置せず、知覚過敏の症状がある場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。
虫歯とは違う!知覚過敏をチェックする
知覚過敏の痛みは、一時的な痛みで、虫歯の痛みと異なりますが、その違いを把握していなければなりません。知覚過敏か虫歯の痛みなのかを確認してみて下さい。
どのような時に痛むのか?
冷たい物を飲んだ時や、風が歯にあたった時だけいたくなる。虫歯の場合は、慢性的な痛みで、徐々に痛みが増します。
痛みの長さは?
知覚過敏は短時間で収まりますが、虫歯の痛さは持続します。
痛みの頻度は?
何もしないと、痛さを感じることはありません。このような痛さを感じたら、知覚過敏と疑ってよいでしょう。
知覚過敏が起こる原因
突然痛みを発症してしまう知覚過敏。
その原因は、歯の表面にあるエナメル質が、様々な要因によって傷つき、減少してしまいエナメル質の下にある象牙質がむき出しになってしまう事によって発生します。
しかし、エナメル質がむき出しになってしまったからといっても、必ずしも知覚過敏になるわけではありません。
知覚過敏を起こすのは、神経が敏感な歯肉に近いエナメル質の部分が多く、また歯肉が下がった時に起こりやすいのです。
一例を挙げますと、以下のようなものがあります。
虫歯が原因でエナメル質が削れ、象牙質に刺激が伝わりしみてしまう。
歯周病治療のため、歯の根っこまで付着した歯石を除去した場合に露出したセメント質に刺激が伝わる。
打撲等により、歯が物理的にひび割れてしまった場合。
しかし中には虫歯も歯周病も無く、きちんと歯磨きしていても知覚過敏になる人もいます。実は知覚過敏はご自身の生活習慣に原因がある場合も少なくないのです。
知覚過敏の原因を突き止めよう
エナメル質が傷つき減少されることによる知覚過敏。では、どうしてエナメル質は傷ついてしまうのでしょうか?
実は、その原因は、自分自身の生活習慣と関わっているのです。知覚過敏となる要因を上げてみます。
誤ったブラッシング
歯を磨く時の力が強すぎるとエナメル質が傷つき、知覚過敏になってしまいます。虫歯にならないために、ブラッシングは欠かせませんが、必要以上の力で歯を磨くことは控えましょう。
歯ぎしり
不安やストレス、過労により、睡眠中に歯ぎしりをする人がいます。
歯ぎしりによる負荷は、歯周組織全体にかかります。歯と歯が擦れるので、表面のエナメル質を削ってしまうのです。
また、歯並びが悪く、うまく噛みあわない部分では、過大な負荷がかかるために歯茎が縮み、セメント質が露出することがあります。
食べ物による原因
食べ物の好みによっても、知覚過敏になりやすいです。エナメル質は、酸にとても弱い物質なので、酸性の多い食品添加物を多くとっていると、知らない間にエナメル質を溶かしてしまい、知覚過敏になる可能性が出てきます。
歯みがき粉による原因
歯みがき粉の付ける量が多くてもエナメル質を傷つけてしまいます。特に、研磨剤の入っている歯みがき粉をたっぷりつけている方は、要注意です。歯みがき粉は、量を多くつければいいというものではありませんので、量が多い方は減らして使いましょう。
「酸」による破壊
酸の強い飲み物を常飲しているようなことはありませんか?
人体組織の中で最も硬いとされるエナメル質ですが、実は酸にはとても弱いのです。酸性の飲み物を常時摂取することにより、エナメル質が溶かされ、象牙質が露出することがあります。
これを「酸蝕歯(さんしょくし)」といいます。
毎朝、健康のために野菜ジュースや果汁100%のジュースなどを飲む習慣などが、酸蝕歯につながり、知覚過敏を起こすこともあるのです。
知覚過敏の原因は、自分自身の生活習慣によることが原因ですが、そうではない部分もあるので、注意してください。
例えば、歯周病により歯茎が下がってきた場合には、知覚過敏と同じような症状を起こす場合があります。
また、虫歯の症状によって、知覚過敏と同じような痛みが発生する場合も考えられます。つまり、知覚過敏の症状に見えるからといって、必ずしも知覚過敏とは限らないのです。
知覚過敏の治療と予防
知覚過敏を起こしたら、痛みは一時的なものですが、刺激を受けるたびに痛みを伴うようになります。一度壊されてしまったエナメル質や歯周組織は、自然には治りません。
もし、「知覚過敏かな?」と思ったら、まずは早めに歯科医院に行きましょう!知覚過敏の治療については、一番多いのが以下の治療法です。
フッ化物配合薬を定期的に塗布し、歯の再石灰化を促進。
歯科用セメントなどで物理的に保護。
また最新の治療法として、レーザーを使用した治療を行う歯科医院もあります。これは、露出した象牙質にレーザーを当て、象牙細管へ刺激が伝わらないようにする方法です。
この治療法は早期治癒が期待できますが、残念ながら保険が適用されません。
また、専門の医療機材が必要になりますので、歯科医院によっては行っていない医院もあります。レーザー治療を希望される場合には、事前に歯科医院に問いあわせて下さい。
知覚過敏の予防については、代表的なものは以下になります。
痛みの予防として、知覚過敏用のしみない歯みがき粉を使用して歯磨きを実施。
歯ぎしりが原因の場合、マウスガードを着けて就寝。
歯周病が原因の場合も併せて、正しいブラッシング法の指導を受ける
まとめ
知覚過敏の症状は、一時的な痛みが多いため、治療しない方が多いのですが、果たしてそれで良いのでしょうか?
知覚過敏は虫歯と異なり、継続的な痛みではないため、軽く見られがちです。しかし、知覚過敏を放置すると深刻なケースに陥ることもあることを知っておいて下さい。