【歯科医師監修】斜めの親知らずを放置するリスクとは?抜歯の必要性も解説
2026年08月30日
【歯科医師監修】斜めの親知らずを放置するリスクとは?抜歯の必要性も解説
「親知らずがなんだか斜めに生えている気がする」「痛みはないけれど、このままで大丈夫なのかな?」
そんな不安をお持ちではありませんか?斜めに生えた親知らずは、ご自身では気づきにくいお口のトラブルの原因となることがあります。放置すると、虫歯や歯周病、歯並びの悪化など、様々なリスクにつながる可能性があるため注意が必要です。
この記事では、大阪市北区の「いちき歯科」が、斜めの親知らずを放置するリスクや抜歯の必要性について、歯科医師の視点から詳しく解説します。
ご自身の親知らずの状態を正しく理解し、適切な対処法を見つけるための一助となれば幸いです。
※最終的な診断や治療方針は、患者様一人ひとりのお口の状態を検査した上で、歯科医師が判断いたします。
斜めの親知らずを放置するとどうなる?考えられるリスクと抜歯の必要性を解説
まず結論:斜めの親知らずは放置せず、歯科医院で相談しましょう
斜めに生えた親知らずは、ご自身では気づきにくいリスクを抱えていることが多いため、痛みや症状がなくても一度歯科医院で診てもらうことが大切です。
なぜ斜めの親知らずは問題になりやすいのか
斜めに生える親知らずが問題になりやすいのは、その生え方によって汚れが溜まりやすく、隣の歯に悪影響を与えやすいからです。
親知らず(智歯:ちし)は、永久歯の中で一番奥に生える歯で、生えるスペースが不足していると、横向きや斜めなど、様々な方向に生えてくることがあります。まっすぐ生えている親知らずは、適切にケアできれば問題ないことが多いですが、斜めに生えている場合は、歯ブラシが届きにくく食べかすが詰まりやすいため、トラブルが起こりやすい傾向があります。
斜めの親知らずを放置する主なリスクと影響
斜めに生えた親知らずを放置すると、お口全体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
1. 虫歯や歯周病のリスクが高まる
斜めの親知らずは、歯と歯茎の間に隙間ができやすく、食べかすが詰まりやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
斜めに生えていると、歯ブラシの毛先が届きにくく、食べかすや歯垢(プラーク:細菌の塊)が溜まりやすくなります。これにより、親知らず自体が虫歯になったり、親知らずの周りの歯茎が炎症を起こす「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」という歯周病の一種を引き起こしたりしやすくなります。さらに、隣接する手前の歯まで虫歯や歯周病になってしまうことも少なくありません。
2. 歯並びや噛み合わせへの影響
斜めの親知らずが手前の歯を押し続けることで、歯並びが乱れたり、噛み合わせが悪くなったりする可能性があります。
特に、親知らずが手前の歯を強く圧迫している場合、前歯にまで影響が及んで歯並びがデコボコになる「叢生(そうせい)」を引き起こすことがあります。歯並びの乱れは見た目だけでなく、噛み合わせのバランスを崩し、顎の痛みや口が開きにくいといった顎関節症(がくかんせつしょう)のリスクを高めることもあります。
3. 痛みや腫れ、口臭の原因になる
斜めの親知らずの周りでは炎症や感染が起こりやすく、痛みや腫れ、さらには口臭の原因となることがあります。
特に、不衛生な状態が続くと智歯周囲炎が悪化し、強い痛みや歯茎の腫れ、頬の腫れ、口が開きにくくなるなどの症状が現れます。炎症がひどくなると、膿が出てきたり、発熱を伴ったりすることもあります。また、常に食べかすや細菌が溜まっている状態なので、口臭も発生しやすくなります。
斜めの親知らずは必ず抜歯が必要?抜歯の判断基準
斜めの親知らずであっても、必ずしも抜歯が必要とは限りません。歯科医師が総合的に判断します。
抜歯が推奨されるケース
以下のような場合は、将来的なトラブルを防ぐためにも抜歯が推奨されることが多いです。
- 虫歯や歯周病を繰り返す場合: 頻繁に痛みや腫れが起こり、ご自身でのケアが難しい場合。
- 隣の歯に悪影響を与えている場合: 親知らずが原因で手前の歯が虫歯になったり、歯周病になったりしている場合。
- 歯並びを乱している場合: 親知らずが手前の歯を押し、歯並びが悪化している、またはそのリスクがある場合。
- 痛みや腫れが頻繁に起こる場合: 智歯周囲炎を繰り返し、日常生活に支障が出ている場合。
- 矯正治療の妨げになる場合: 矯正治療で歯を動かすスペースを確保するためや、治療後の後戻りを防ぐために抜歯が必要な場合。
抜歯以外の選択肢や経過観察になるケース
親知らずが斜めに生えていても、抜歯以外の選択肢や経過観察になるケースもあります。
- 完全に埋まっていて問題がない場合: 完全に骨の中に埋まっていて、レントゲンで確認しても将来的に問題を起こす可能性が低いと判断される場合。
- ご自身での清掃が十分に可能でトラブルがない場合: 一部だけ生えているものの、歯ブラシが届きやすく、虫歯や歯周病のリスクが低いと判断される場合。
- 全身疾患などの理由で抜歯が難しい場合: 心臓病や高血圧など、全身の健康状態によって抜歯がリスクを伴う場合。この場合は、炎症を抑える治療や、定期的なクリーニングで経過を観察することもあります。
斜めの親知らずの抜歯の流れと費用
斜めの親知らずの抜歯は、一般的な親知らずの抜歯と同様に保険適用で行われることが多いですが、状態によって治療内容が異なります。
抜歯前の検査と診断
抜歯前には、レントゲン撮影(パノラマレントゲン)に加え、必要に応じて歯科用CTによる精密検査を行い、親知らずの正確な状態を把握します。
いちき歯科では、歯科用CTを完備しており、親知らずの生え方、根の形、そして神経や血管との位置関係を3D画像で詳細に確認できます。これにより、安全で確実な抜歯計画を立てることが可能になります。
一般的な抜歯の手順と注意点
斜めの親知らずの抜歯は、次のような手順で行われることが一般的です。
- 麻酔: 局所麻酔を施し、痛みを感じないようにします。
- 歯茎の切開: 親知らずが歯茎に埋まっている場合、歯茎を少し切開して親知らずが見えるようにします。
- 骨の削除(必要な場合): 親知らずが骨の中に埋まっている場合、周囲の骨を少量削って親知らずを露出させます。
- 歯の分割(必要な場合): 親知らずが大きかったり、複雑な形をしていたりする場合、数ピースに分割して取り出しやすくします。
- 抜歯: 歯を慎重に取り除きます。
- 縫合: 切開した歯茎を縫い合わせます。
抜歯後の注意点:
- 痛みや腫れ: 術後、麻酔が切れると痛みや腫れが出ることがありますが、処方された痛み止めを服用することで緩和できます。腫れは数日〜1週間程度で引くことが一般的です。個人差があります。
- 食事: 抜歯当日は、麻酔が効いている間は食事を控え、麻酔が切れてからは、刺激の少ない柔らかいものを食べるようにしてください。
- 安静: 激しい運動や飲酒、喫煙は控えるようにしましょう。
- 止血: 出血が続く場合は、清潔なガーゼを噛んで圧迫止血してください。
抜歯にかかる費用と期間の目安(保険適用の場合)
一般的な親知らずの抜歯は保険適用となります。
- 費用: 親知らずの生え方や抜歯の難易度によって異なりますが、保険適用の場合、数千円〜1万円程度が目安です(3割負担の場合)。
- 期間: 抜歯自体は1回で完了することがほとんどですが、術後の消毒や経過観察のために、数回通院が必要になることがあります。
これらの費用や期間はあくまで目安であり、患者様のお口の状態によって個人差があります。詳しくは診察時に歯科医師にご確認ください。
いちき歯科での親知らず治療:精密な診断と安心の体制
いちき歯科では、患者様一人ひとりの親知らずの状態を精密に診断し、最適な治療計画をご提案しています。
CT・マイクロスコープによる精密診断
当院では、安全で確実な親知らずの治療のために、最新の医療機器を導入しています。
- 歯科用CT: 親知らずの根の形や、顎の骨の中を通る神経・血管の位置を3D画像で正確に把握できます。これにより、抜歯のリスクを最小限に抑え、安全な治療計画を立てることが可能です。
- マイクロスコープ(歯科用顕微鏡): 患部を最大20倍まで拡大して見ることができるため、肉眼では見えないような細かな部分まで確認しながら、より精密な処置を行うことができます。
経験豊富な歯科医師による安心の治療
いちき歯科には、複数の歯科医師が在籍しており、様々な症例に対応できる体制を整えています。
特に、親知らずの抜歯のような外科処置においては、豊富な経験を持つ歯科医師が担当し、患者様の不安に寄り添いながら、丁寧な説明と確実な治療を心がけています。患者様が安心して治療を受けられるよう、疑問や不安にはいつでもお答えいたしますので、お気軽にご相談ください。
小さなお子様連れでも安心の託児サービス
いちき歯科では、小さなお子様連れの患者様にも安心して治療を受けていただけるよう、保育士が在籍する託児サービスをご提供しています。
治療中は保育士がお子様をお預かりしますので、お子様を気にすることなく、ご自身の治療に専念していただけます。ご希望の方はお気軽にお申し付けください。
まとめ:斜めの親知らずはいちき歯科への早めの相談が第一歩
斜めに生えた親知らずは、放置すると虫歯や歯周病、歯並びの悪化など、様々なリスクを伴います。痛みがない場合でも、一度歯科医院で専門家による診断を受けることが大切です。
ご自身の親知らずの状態を知ることが大切
ご自身の親知らずの状態は、見た目だけでは判断が難しいものです。痛みや症状がなくても、歯科医院でのレントゲン検査などで初めて問題が発覚することも少なくありません。将来的なトラブルを防ぐためにも、定期的な歯科検診や、少しでも気になることがあれば早めに歯科医院で相談することをおすすめします。
いちき歯科へお気軽にご相談ください
大阪市北区のいちき歯科では、親知らずに関するご相談を随時受け付けております。精密な検査と丁寧な説明で、患者様一人ひとりに最適な治療計画をご提案いたしますので、どうぞご安心ください。
南森町駅・大阪天満宮駅から徒歩1分というアクセス便利な立地で、皆様のご来院をお待ちしております。お口のことで気になることがあれば、お気軽にいちき歯科までご相談ください。
ご予約・ご相談
WEB予約:https://dentnet-book.genesis-net.co.jp/874ichiki/reservation/menu
メール相談:https://www.ichikishika.com/contact/#link01
電話:06-6355-2073
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アクセス:南森町駅・大阪天満宮駅から徒歩1分、JR8番出口すぐ
診療時間:月〜土 10:00〜13:00/14:00〜18:30(受付は終了30分前まで)、日祝休診
監修者欄
いちき歯科 歯科医師 岡本恵茉
大阪歯科大学卒。大阪歯科大学附属病院 歯内治療科で研修。歯内療法(根管治療)等を中心に診療。
スタッフページ:https://www.ichikishika.com/staff/
参考
- 厚生労働省 医療広告ガイドライン
- 日本口腔外科学会「親知らず(智歯)について」
- 日本歯周病学会「歯周病とは」
FAQ
斜めの親知らずは痛みがなくても抜歯が必要ですか?
痛みがない場合でも、虫歯や歯周病のリスク、歯並びへの影響など、将来的なトラブルの原因となることがあります。一度歯科医院で検査を受け、抜歯の必要性を判断してもらうことをおすすめします。
斜めの親知らずの抜歯は痛いですか?
抜歯の際は局所麻酔を使用するため、痛みを感じることはほとんどありません。麻酔が切れた後に痛みや腫れが出ることがありますが、痛み止めを処方しますのでご安心ください。個人差はあります。
親知らずの抜歯後、どのくらいで食事ができますか?
抜歯後すぐは麻酔が効いているため、誤って頬や唇を噛んでしまう可能性があります。麻酔が切れてから、刺激の少ない柔らかいものから食べるようにしてください。詳しくは抜歯後にお伝えします。



