親知らずの抜歯について ~安全・確実に抜歯をするために~
2024年12月17日
こんにちは、院長の市来です。
「親知らずが痛い…」「なんとなく腫れている感じがする…」
こんなお悩みはありませんか?
親知らずは、「抜いた方がいいのか?」「そのまま残しておいて大丈夫なのか?」と多くの方が悩まれる歯です。
抜歯の決断には不安や疑問がつきものですよね。
記事では、親知らずの抜歯について詳しく解説します。
🦷親知らずとは?
親知らずは、正式には「第三大臼歯」と呼ばれ、永久歯の中で最も後ろに位置する歯です。
多くの場合、10代後半から20代にかけて生えてきます。
親知らずの特徴
- 生え方に個人差がある:まっすぐに生える場合もあれば、斜めや横向きに埋まることもあります。
- トラブルが起きやすい:磨きにくい場所にあるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
「親知らずは必ず抜く必要があるの?」と思う方もいらっしゃいますが、残しておくメリットもあります。次の章で詳しく説明します。
🦷親知らずを抜歯する基準
抜歯が必要なケース
以下のような場合、親知らずを抜歯する必要があります:
- 痛みや腫れがある:炎症を起こしている可能性があります。
- 手前の歯に悪影響がある:親知らずが隣の歯を圧迫し、虫歯や歯周病の原因になることがあります。
- 歯並びが悪くなる可能性:親知らずが押すことで歯並びが乱れることがあります。
- 水平埋伏歯(横向きに埋まっている):この場合、抜歯が難しくなるため専門的な治療が必要です。
抜歯しないメリット
- 将来、歯の移植に使える
- ブリッジや入れ歯の土台として利用できる
「抜くべきか、残すべきか?」は、CTを用いた精密な診査と歯科医師の診断によって判断します。
🦷当院が提供する「安全・確実な親知らずの抜歯」
CT(三次元立体画像撮影装置)による事前診査
当院ではCTを導入し、親知らずの状態を正確に診断します。
CTのメリット
- 三次元の画像で正確に位置を把握
- 神経や血管との関係を確認し、安全な抜歯計画を立てる
一般的な二次元レントゲンでは確認が難しい位置関係も、CTなら詳細に把握できます。そのため、抜歯の難易度を的確に判断し、安全・確実な処置を行うことができます。
🦷親知らずの抜歯後に知っておきたいこと
抜歯のメリット
- ブラッシングがしやすくなり、虫歯・歯周病予防になる
- 口臭の改善
- 歯並びが悪くなるのを防ぐ
抜歯のデメリット
- 抜歯後に腫れや痛みが出ることがある
- 傷口が塞がるまで食べ物が詰まりやすい
抜歯後のケアや注意点については、当院でしっかりとサポートいたします。
🦷症例紹介:難しい親知らずも対応します
水平埋伏歯(横向きに埋まった親知らず)
歯ぐきを切開し、歯を分割しながら慎重に抜歯します。CTを用いて事前に神経の位置を確認するため、安全に処置を行えます。
予防的抜歯
親知らずが原因で将来的に問題が起こる可能性がある場合、早めの抜歯をおすすめします。
🦷妊娠前に親知らずの抜歯をおすすめする理由
妊娠中はホルモンバランスの影響で、親知らずが痛みやすくなることがあります。
しかし、妊婦さんはレントゲン撮影や薬の使用が制限されるため、抜歯が難しくなります。そのため、妊娠前に抜歯を済ませることをおすすめします。
🦷その他の口腔外科治療について
当院では、親知らずの抜歯以外にも以下の治療に対応しています:
- 顎関節症
- 口内炎
- スポーツ外傷
- 歯牙移植術
🦷親知らずに関するご相談はお気軽に!
「親知らずが痛いけれど、どうすればいいかわからない…」
「抜いた方がいいか悩んでいる…」
そんな方は、まずは当院までご相談ください。
場合によっては大学病院への紹介も行っております。
CTによる正確な診断と、皆さまのお悩みをしっかり解決します。
お気軽にご連絡くださいませ。
医療法人輝笑会いちき歯科
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