口臭について
2016年05月2日
こんにちは、院長の市来です。
朝起きた時に口の中がネバネバして口臭が気になる方もいるのではないでしょうか。口臭の多くは口の中にいる細菌が発生させるガスが原因です。
ですから、細菌の数は食事のあとが一番少なく、食事と食事の感覚が一番長い寝起きのときが最も口臭が強くなる時間帯なのです。口臭は細菌の種類、量や唾液の変化によって強くなったり、弱くなったりするのです。
1.口臭の多くの原因は細菌
口の中には何千億という細菌が存在し、その中に嫌気性菌という空気を嫌う細菌がいます。嫌気性菌が食べカスや血液などを分解したときに出すガスが口臭の原因です。このガスは硫化水素などの揮発性硫黄化合物で、温泉などで発生する硫黄の成分に近いために口臭が硫黄臭く感じるのです。
2.寝起きの口臭がきつくなる2つの原因
2−1.食後8時間で細菌が最も増えるため
口の中の細菌は食後から徐々に増えだし、8時間になると最大量に増えます。起きている間は歯磨きや唾液によって細菌の数が増えないように抑えられています。
寝ているときは長時間食事や歯磨きができないですし、唾液の量が減少するので細菌が増え、寝起きに最も口臭が強くなるのです。
2−2.唾液の量が減り、細菌や汚れが洗い流されないため
口の中の細菌は唾液によって常に洗い流され、殺菌されています。唾液の量は寝ている間は起きている間に比べ、半分程度に減ってしまいます。
そのため唾液による洗浄作用や殺菌作用が弱くなり、細菌が多くなり口臭が強くなるのです。
寝ている間は起きているときよりも口の動きが少なく、唾液が流れにくくなります。例えば流れている川の水はきれいですが、流れが悪いとよどんできます。
口の中も同じように口が動いていると唾液の流れがよくなり、口の中の汚れや細菌が胃の中に流されますが、口を動かさないときは唾液が流れずネバネバし、口臭の原因となるのです。
3.前日に行う口臭対策
3−1.寝る前の歯磨きは念入りに行う
寝ているときが最も細菌が繁殖し、虫歯や歯周病になる時間帯です。そのため寝る前にはできるだけ念入りに歯磨きをして、細菌数を減らしておくことが重要です。
3−2.舌の表面の舌苔(ぜったい)を磨く
舌の表面の汚れである舌苔は口臭の原因です。寝ている間には舌があまり動かないので舌の表面の毛のような部分にいる細菌が繁殖しやすい状態です。
そのため寝る前に舌の表面の汚れや細菌を落としておくことによって、起きたときの口臭を減らすことができます。

3−3.少し多目の水分を取っておく
唾液のほとんどは水分です。体の中の水分が減ると唾液も少なくなり、朝起きたときの口臭になります。体の水分が足りなくなると、喉が乾くという現象で、水分の補給を脳にうながします。
体の水分が減ると口の中の乾きが最も早く現象として現れます。そのため寝る前にコップ一杯の水を飲んでおくことで、起きたときの口臭を減らすことができます。

3−4.ストレスを発散し、リラックスをして寝る
ストレスがあるときは唾液が減り、リラックスしているときは唾液が増えます。人前で話をしたり、緊張したりするときには喉が乾きますよね。
人はストレスがかかっているときには唾液が減るのです。ストレスをうまくコントロールして、リラックスすることで口臭を減らすことができます。
3−5.前日の食べ物、飲み物に注意をする
前日の食べ物やアルコールは翌朝の口臭に影響します。刺激や臭いの強い食べ物やアルコールによるホルムアルデヒドの発生は体の中から出てくる臭いなので、自然に消えるまで待つしかありません。
特にアルコールは揮発し、体の水分を奪いやすいので、朝に口の中がネバつき、口臭が強くなります。
4.当日に行う口臭対策
4−1.朝の歯磨きは歯磨き粉を多めに使う
夜寝る前にしっかり磨き、その後食事を取っていなければ、それほど歯にべっとり歯垢がついていることはないと思います。
朝の歯磨きは、朝食の汚れをしっかり落とし、歯磨き粉を少し多めに使って口の中全体を洗い流すように磨くと口臭を軽減させることができます。
4−2.洗口剤は一時的に効果あり
洗口剤は持続的に口臭を抑えることはできません。洗口剤の成分は唾液によって洗い流されてしまいます。しかし、口の中のネバネバや滞った唾液を一時的に洗い流す効果はあります。
4−3.キシリトールガムで唾液を多く出す
歯磨き後にも口臭が気になる方はキシリトールガムを噛んで唾液を多く出すようにします。100%のキシリトールガムであれば虫歯になる心配はないので、歯磨き後でも安心です。
4−4.唾液腺マッサージ
顎の下にある舌下腺(ぜっかせん)、耳の前にある耳下腺(じかせん)は皮膚の下にあり、刺激を与えると唾液が多く出ます。
朝、顔を洗うときなどに唾液腺を一緒にマッサージすれば簡単に唾液を出すことができ、口臭を軽減させることができます。噛んだり話したりすることもマッサージ効果があります
5.根本的な原因の対策
5−1.歯茎から膿が出る重度の歯周病
歯周病菌の多くは嫌気性菌で口臭の原因となる細菌です。歯周病が悪化すればガスや膿が出続けます。
特に寝ているときには歯周病菌が活発になるので、寝起きのときの口臭は一番臭い時間帯です。歯周病治療は定期的に歯医者でメンテナンスをする必要があります。
5−2.進行した虫歯は口臭を出す
虫歯が進行すると歯の神経が死んで腐敗し強い臭いを出します。臭いは寝起きだけでなく常に出続けています。
そのまま放置すれば蓄膿症や骨髄炎になることもあります。また放置すれば激痛になることもあります。
5−3.親知らずの炎症
親知らずの多くは横や斜めに生えていて、歯茎がかぶっているので細菌が繁殖しやすい環境になります。
歯として機能していない親知らずは抜歯し、細菌のすみかをなくしておく必要があります。
5−4.口呼吸を改善する
口呼吸のある方は口の中が乾燥しやすくなり、唾液の自浄作用が働かないので口の中のネバつきや口臭の原因になります。
あいうべ体操や鼻呼吸トレーニングや口呼吸防止用テープなど使い、口呼吸の改善を行う必要があります。
6.細菌を減らすサプリメント
バイオガイア社の「プロデンティス」やオーラルケア社の「ラクデント」は口の中の口臭の原因である悪玉菌を減らして善玉菌を増やしていくサプリメントです。
夜寝る前、歯磨き後に使うのが効果的です。当院でも販売しておりますので是非お試しください


まとめ
口臭は多くの方が悩んでいることです。しかも寝起きは人間ならもっとも口臭が強くなる時間帯なのです。前日からの対策と朝の対策を行えば口臭は改善します。是非お試しください
クルクミンについて
2016年04月25日
皆様こんにちは。歯科医師の丸野です。本日はクルクミンについての記事を書かせていただきます。
クルクミンはカレーのスパイスであるウコン(ターメリック)やショウガに含まれている黄色い色素で、ポリフェノールの一種であるクルクミノイドに分類されます。
近年 、慢性炎症に対するポリフェノールの効果が検討されつつあり、抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用を持つとされるクルクミンに対して各分野で研究がなされています。
例えば近年クルクミンが糖尿病の危険性を低下させる可能性があるという研究が発表されました。
クルクミンには減量と抗炎症作用があり、2型糖尿病の発症を抑えると推測されています。
さらにクルクミンは歯科領域においても特に歯周病に関する基礎および臨床研究が盛んにおこなわれ るようになってきており、その効果に注目が集まっています。
現在のところ in vitro,in vivo の研究 ではクルクミンの効果が実証されつつあるようですが、臨床的有用性については明確となっていません。
今後は歯周治療におけるクルクミンの有用性を明らか にしていくことが望まれます。

フッ素について
2016年04月18日
こんにちは。
歯科医師の新井です。
子どもの時からフッ素を塗っていていれば、虫歯になりにくいと聞くことがあると思いますが、では何歳から歯医者さんに通ってフッ素を塗るのがよいのでしょうか。フッ化物歯面塗布は、個々の歯が萌出するつど、萌出間もない、齲蝕感受性の高い時期をとらえて、何度も重ねて塗布することによって確実な予防効果が得られることがわかっています。
すなわち、乳前歯が萌出する1歳前後という低年齢から定期的に行うことが必要です。
1、2回だけでは効果が低く継続することで効果が得られます。
定期的に継続して塗布を受けたグループでは、齲蝕予防効果が証明されています。
1歳6ヶ月から6ヶ月間隔で3歳まで、本法による歯面塗布を4回確実に受診したグループでは、1度も受けなかったグループと比較して、3歳6ヶ月の時の齲蝕が約半分に減少しました。
また1回塗布における残留フッ素量は小さく、十分安全な量と言えます。
もちろん、歯以外にもせよ異常がある場合、早期発見、早期治療が大切になりますので、子どもの歯が生えてきたら歯医者さんを受診してみてください。

★蓄膿症と歯の関係について★
2016年04月11日
こんにちは、藤林です。今日は蓄膿症と歯の関係についてお話させていただきます。
蓄膿症は、別名、上顎洞炎といいます。誰しも上のあごの中には空洞があります。ちょうど鼻の両側に左右対になってあります。そこを上顎洞といいます。その上顎洞に感染をおこした状態を上顎洞炎といいます。
上顎洞の形や大きさは人によって様々あり、個人差があります。一般的に上顎洞の底は上あごの奥歯の根と近接していて、痛みを感じることがあります。
上顎洞炎の原因は、鼻の炎症が広がったものと、歯の炎症が広がったものにわけられます。
鼻の炎症が広がったものは、花粉症や風邪が長引いた際に、上顎洞炎をおこしてしまうことがあります。耳鼻咽喉科の受診となります。
歯の炎症が広がったものは、主に根の治療をしたが膿んでいる場合、それを放置すると、上顎洞炎をおこしてしまうことがあります。一般的には片側だけに起こることが多いようです。
急性の場合には、歯の痛みに続いて、悪臭の強い鼻汁(膿)や頬の痛み、違和感があらわれます。慢性の場合には、歯の痛みは少ないようです。
原因菌はブドウ球菌、レンサ球菌とよばれる口の中に常に存在する菌が感染の原因となることが多いといわれています。
歯の炎症が広がったものは、耳鼻咽喉科で上顎洞炎の治療のみを行っても、原因の改善にはなりませんので、ここで原因歯となっている根の治療のやり直しを同時に行う必要があります。
まず、抗生物質を飲んでいただき、原因となっている歯の治療をおこないます。場合によっては、抜歯を行うこともあります。
そして上顎洞に膿がたまっている場合は、膿の排出をおこないます。それでも症状が改善しない場合は、蓄膿症の手術(根治手術)が必要になることもあります。
気になる症状がおありの方は、相談して頂くことをおすすめいたします。

8020運動について
2016年04月4日
生涯自分の歯で食べたいと多くの人が望んでいます。8020運動は80歳で20本以上の歯を残し、健康的な生活を維持してもらおうという日本歯科医師会が取り組んでいる活動です。
8020運動を達成することは本人の健康や寿命だけでなく、医療費や介護費用の削減にも貢献します。今回は8020運動を達成するために今からやるべきことをお伝えします。
1.8020達成率
1989年の運動開始当初は8020運動の達成率は7%程度でした。当時の80歳で、残っている歯の本数の平均は4、5本でした。
2005年には、80歳~84歳の8020達成率は21.1%、2011年には38.3%で徐々に伸びてきております。残っている歯の本数も12,3本になってきました。
2.8020運動を達成するために今からやるべき5つのこと
2−1.歯間部の清掃の習慣をつけること
虫歯や歯周病のほとんどは歯と歯の間から始まります。普通の歯ブラシだけでは取り残してしまいやすいので、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことをお勧めします。
2−2.虫歯や歯周病のリスクを知っておくこと
虫歯や歯周病のなりやすさは人それぞれ違います。すぐに虫歯になってしまう人や歯周ポエットが深い人などは、他人と比較してより注意が必要です。
また、病気や年齢によってもリスクは変化します。自分の口の中にどれぐらいのリスクが存在するか理解し、それに対応した予防法を行うことが8020運動を達成するために大切です。
2−3.唾液が出るように心がける
唾液には歯や歯茎を守る多くの成分が含まれています。よく噛んで食べること、よく話すこと、口の周りのトレーニングをすることなどで多くの唾液が出ます。
加齢や薬により唾液の量が少なくなると、急に虫歯が増えます。また、人との接触がなくなると歯磨きや会話がおろそかになり歯が悪くなる方が多くいます。
唾液は歯や歯茎にとってとても重要なものなのです。
2−4.歯科で定期的にメンテナンスをすること
歯医者に痛みや歯の詰め物が取れた時だけに行く方は歯を削る治療が必要となり、歯の寿命が短くしてしまいます。
歯は神経を抜いたり、人工のものを詰めたりすると予後が悪くなりやすいです。そのため歯を削る治療で歯科に行くのではなく、歯を守るためにメンテナンスで通うことが大切なのです。
2−5.かかりつけの歯科衛生士がいること
歯科衛生士は歯石を取ったり、歯の健康指導をしたりする歯を守るための国家資格をもった者です。
歯科衛生士は歯を削ったり、抜いたりすることができませんが、歯を虫歯や歯周病から守ってくれるプロフェッショナルな存在です。
8020運動を達成するためには信頼できる歯科衛生士と出会うことが大切です。

3.残念ながら8020運動を達成できない人がやるべきこと
次の世代にいかす
虫歯や歯周病は口の中の細菌によって起こる病気です。虫歯や歯周病のリスクが高い人は子供や孫に細菌を感染させないようにする責任があります。
また、子や孫に歯のあることの大切さを伝えていただきたいです
残っている歯を大切にする
歯をすべて失っている方はできませんが、残っている歯を大切にしていく必要があります。
現在はインプラント治療などによって残っている歯に負担をかけない治療法が普及しています。少しでも多くの歯を残し、美味しく食べられることによって生活の質が上がります。
4.歯が残ることで得られること
認知症のリスクが減る
噛む能力や効果が低くなると認知症のリスクが高くなるという研究報告があります。また、噛むことは脳の血流量を増加させるという報告もあります。
生活の質の向上につながる
自分の歯で話し、食べ、笑うことができれば楽しい人生が送れます。入れ歯になれば多くの苦労や制約があります。
入れ歯が合わない、硬いものが噛めない、入れ歯が外れるなど入れ歯になって初めて歯の大切さに気づく方も多いのです。
ぜひ、多くの方が8020運動を達成し、元気な老後を過ごせることを祈っています。

知覚過敏症について
2016年03月28日
こんにちは。歯科医師の丸野です。今回は歯の知覚過敏症について説明をさせていただきます。
歯のエナメル質という表面を覆う組織が虫歯になって破壊されたり、欠けたりヒビがはいると象牙質という組織が露出します。
象牙質には象牙細管という組織があり、冷温刺激や蝕刺激に対して知覚過敏が起こります。従って、露出した象牙細管を防ぐことが知覚過敏症に対する治療法になります。
まずブラッシングを徹底し、常にプラークがない状態をキープすることで唾液中のカルシウム成分が沈着して再石灰化が起こり、象牙細管の閉鎖が期待できます。
知覚過敏症専用の歯磨剤やフッ素配合のジェルは効果がありますが、研磨剤を含む歯磨剤は象牙質の磨耗を促進させますのでお勧めできません。
また、歯ぎしりが原因でくさび状欠損といって歯が欠ける状態となることで知覚過敏症が起こる場合もあるため、それに対してはマウスピースの装着が有効です。
知覚過敏症は口腔内の温度差が大きい場合に起こるため、冬の寒い時期、歯磨きの後はぬるま湯でゆすいだり、外の冷たい空気を吸うときはマスクをしたり、外気を遮断することで対処可能です。
何か相談があればスタッフまでお声がけ下さい。

ぶつけて歯が抜け落ちたときの対処法
2016年03月22日
こんにちは。
歯科医師の新井です。
今回は歯を打ったり、ぶつけたりして歯が抜け落ちたときの対処法についてお話しさせていただきます。
大人ではあまりないと思いますが、子どもは転んで前歯から転倒したり、友達や物とぶつかって前歯が抜け落ちることがあります。
歯の周りには歯根膜と呼ばれる薄い組織があり、その歯根膜が残っていると一度抜け落ちた歯でももとに戻せることがあります。
歯根膜は乾燥に弱く、18分乾燥した状態にあると死んでしまうといわれています。
歯が抜けてしまったら、乾燥させないようにしなければいけません。
抜けた歯の保存液として一番おすすめなのは牛乳です。
牛乳抜けた歯の歯根膜を生かしておくのに最適な身近な保存液です。
牛乳は約6時間歯根膜を生かしておくことができます。
口腔内適切な保存液が身近にない場合、口の中(唾液中)で保存して頂いた方が、乾燥させるより歯根膜が残る可能性が高くなります。
水道水では、歯根膜が生き残るのは1時間が限度とされ、2時間経つと死んでしまいます。
歯の保存ができたらすぐに歯科医院を受診するようにしてください。

お口の中の歯の働き☆
2016年03月14日
こんにちは、藤林です。今日はお口のなかの歯の本数、形とその働きについて書かせていただきます。
永久歯は前方の3本を前歯、後方の4本を臼歯といいます。前歯から臼歯まで親知らずを除いて7本、左右上下で7×4=28本が正常な数になります。
前歯のうち、真ん中にある歯は中切歯と言い、鍬のような形で噛みきるのにつかわれます。
その隣の前歯は側切歯といい、中切歯と似たような役割をします。
その隣の3番目の前歯は犬歯といい、牙のような形をしています。上下の犬歯で糸を切ることもできることから、糸切り歯ともいいます。また、犬歯の根は他の歯と比べて太くて長いです。そのため、水平方向からの力に対しての抵抗力が強かったり、顎の動きをコントロールする役割をもっています。歯の寿命は、この歯が一番長いです。
一方、臼歯は臼のような形で、食物をすりつぶし、飲み込みやすくする役割があります。
ヒトは雑食動物と言われるように、肉食、草食両方にも対応できる歯の形になっています。すなわち、前歯でかみきり、奥歯ですりつぶします。そのため、顎の関節も下あごが縦方向や横方向に自由に動けるような複雑な構造になっています。
本当にヒトの体って良くできているなぁと感じますね!!
さて、これに対し乳歯は何本あるでしょうか?
乳前歯(3本)と乳臼歯(2本)の5本が上下左右で5×4=20本が正常な数になります。

16周年の感謝を込めて
2016年03月7日
院長の市来です
今年の3月1日にいちき歯科の16周年を迎えます。ひとえに来院してくださった患者さんやいつも頑張ってくれているスタッフ、お世話になっている関連業者さんなどいろんな方々の支えのおかげです。
この地は私にとってなじみがあって開業したわけではなかったのですが、今では地域の方々との交流で第二の故郷となりました。
16年前から今でもずっとメンテナンス等でお越しいただいている患者様もおられ、その期待に応えるべく努力していく所存です。
16年間では街の状態も変わってまいりましたが、いちき歯科でも1フロア診療チェア3台から始まり、現在2フロア診療チェア8台になっております。スタッフ数も3人でスタートし現在19名になりました。開業当初は思いもしていなかったことです。
ちょうど今月カルテ番号が10000番に達して節目を迎えたところです。ただ、これはゴールではなく通過点ですので、これまで以上に襟を正し、医院の理念である「みんなの幸せのために」邁進してまいります
今から考えても多くの方に本当に支えられてきました。今まで勤務していただいたスタッフ一人一人の顔が目に浮かんできます。結婚や出産で巣立っていったスタッフ、開業していった川崎先生、期待に応えられず早くに止めていったスタッフたちもおりました。その誰かが欠けても今のいちき歯科は成り立ちません。すべての出来事に感謝して、さらに成長していくことで恩返しをしていきます。
これから歯科界も社会もさまざまに変化していくと思います。いちき歯科でも常にその時受けられる最良に治療を提供してまいります。いつも相手のことを考える自分が受けたい治療を、そして歯科サービスをお約束いたします。

フッ化物配合歯磨剤について
2016年02月29日
こんにちは。歯科医師の丸野です。フッ素についてご存知でしょうか。歯科領域でフッ素は歯磨き粉や洗口剤として虫歯予防に用いられています。ホームケアで用いるフッ化物の中で最も一般的なのがフッ化物配合歯磨剤です。今回は虫歯予防のためのフッ化物配合歯磨剤を効果的に用いるための注意点について説明をさせていただきます。
日本においてフッ化物配合歯磨剤の市場シェアは90%と言われています。そのため歯磨き粉の中にフッ化物が含有されていないものもあります。歯磨剤の成分をチェックしてフッ化物配合がなされているかを確認することが必要です。
フッ化物配合歯磨剤は1日に何回使えばよいでしょうか。アイルランドの研究結果におきましては、1日に2回以上歯を磨く方は虫歯予防効果が高い傾向にあると報告されています。そのため、1日に2回以上、歯磨きのたびにフッ化物配合歯磨剤を使い、中でも就寝前の使用が重要です。就寝中は口腔内の唾液の分泌(唾液には歯の表面を保護する成分があります)が大きく低下するため、就寝前に歯磨剤を用いてブラッシングするじょとで、歯の汚れを落とすだけでなく、歯の表面を細菌から守ることができるのです。
フッ化物配合歯磨剤で磨いた後のうがいについてですが、回数と水の量は少なめの方がよいです。フッ化物配合歯磨剤から微量のフッ化物が口腔内に残ることでう蝕予防効果が高まります。そのため、うがいの回数は1、2回と少なめにし、歯磨剤と洗口水が口の隅々に行き渡るようブクブクうがいをするのが良でしょう。
以上がご自宅でのフッ化物を用いたホームケアの注意点です。何か疑問点がございましたらスタッフまでお声がけください。
