ホワイトニングについて パート2
2016年07月11日
こんにちは。
歯科医師の新井です。
今回はホワイトニングの続きのお話をさせていただきます。
ホワイトニングをすればどの歯であっても色が白くなるわけではありません。
以下のような場合はあまり効果が期待できません。
一般的に次の歯の方は効果が出にくいと言われています。このような歯の方は効果が出にくいと言われています。
1.着色の度合いが高い場合
加齢による経年変色など着色度の高い人は白くなるまで通常より時間がかかります。
2.歯の表面に凸凹や細かい傷がある方
歯を白く見せるには光の反射具合も重要な要素です。表面の凸凹や傷が多い歯は白く見えにくい歯と言えます。
3.横に縞模様がある歯
褐色と白色の縞模様のような横線が入っているとその部分は白くなりにくく逆にその部分がホワイトニングにより目立ってしまうこともあります。
4.部分的に白い斑点がある
ホワイトニングスポットと呼ばれ縞模様と同様にホワイトニングにより一時的に目立つことがあります。
5.抗生物質の影響による色素沈着をしている歯(テトラサイクリン歯)
幼少期に風邪薬などの服用が原因となり歯がグレーがかった着色をしてしまっている方
6.被せものや詰め物が多い歯
ホワイトニングで白くなるのは天然歯のみです。ホワイトニングにより白くなった天然歯と被せもの・詰め物の色の差が気になることがあります。
7.神経のない歯
自分の歯でも神経が死んでしまっている歯は通常のホワイトニングでは白くなりません。
ただし、被せものにしたり、ネイルのように薄いセラミックを張り付けると白くできます。