歯科医師である私が「自分自身には選ばない治療」3選
2025年04月14日
~その理由を正直にお話しします~
こんにちは!大阪市北区の【いちき歯科】です🦷
今日はちょっと踏み込んだテーマをお届けします。
普段、私たち歯科医師はたくさんの治療を行っています。
でも実は、**「自分の口には絶対に選びたくない治療」**というものもあるんです。
患者さんからもたまに聞かれます。
「先生ならこの治療、受けますか?」
「自分の歯だったらどうします?」
…ということで今回は、歯科医師である私が「自分自身には選ばない治療」3選を、正直にお伝えしていきます!
もちろん、それぞれの治療にはメリットもあります。
ですが、「長期的な視点」「自分の健康を守る」という観点から見て、避けたいと感じる理由もちゃんとあるんです。
1.セラミック矯正(歯を削って歯並びを整える方法)
まず最初にご紹介するのが、「セラミック矯正」。
これは、歯並びをキレイに見せるために、健康な前歯を大きく削ってセラミックの被せ物を装着する治療法です。
短期間で美しい歯並びを手に入れられるということで、芸能人やモデルさんの間でも一時期話題になりました。
でも、私たち歯科医から見ると、正直かなりリスクのある治療です。
❌ セラミック矯正を避けたい理由:
- 健康な歯を大きく削る必要がある → 一度削ってしまった歯は、二度と元には戻せません。将来的にトラブルのリスクが格段に上がります。
- 神経を取るケースが多い → 被せ物をするために神経を取る処置(=抜髄)を行うこともあります。これが次の項目にもつながってきます。
- 見た目はキレイでも、機能的には不自然な噛み合わせになることも
短期間で見た目を良くしたい気持ちはよくわかりますが、
歯科医師としては、歯列矯正(インビザラインなど)で根本的に歯を動かす方が、断然おすすめです。
2.銀歯の詰め物(いわゆる「銀のインレー」)
続いて2つ目は、昔からよく使われている「銀歯の詰め物(インレー)」です。
これ、実は歯科医の中で「自分の歯に絶対入れたくない」と言う人は本当に多いです。
❌ 銀歯の詰め物を避けたい理由:
- 金属アレルギーのリスクがある → 銀歯には「金銀パラジウム合金」という金属が使われています。これは保険適用ではあるけれど、アレルギーの原因になりやすいとされています。
- 長期的に劣化しやすく、すき間から虫歯になりやすい → 金属は口の中の温度変化で伸び縮みしやすく、すき間ができやすくなるんです。その結果、再治療になるリスクが高まります。
- 見た目が目立つ → 大きく口を開けたとき、銀歯がチラっと見えるとやっぱり気になる方も多いですよね。
歯科医師の多くは、自分の治療の際にはセラミックやコンポジットレジン(白い詰め物)を選びます。
見た目だけでなく、生体親和性の高さや虫歯再発のリスクの低さが理由です。
3.抜髄(歯の神経を取る治療)
最後にご紹介するのが、「抜髄(ばつずい)」、つまり歯の神経を取る治療です。
これは虫歯が深く進行したときなどに行う、保険治療としても一般的な処置ですが、
歯科医としてはできる限り避けたい処置のひとつなんです。
❌ 抜髄を避けたい理由:
- 神経を取った歯は「死んだ歯」になる → 神経がなくなると、歯の内部は栄養が届かなくなり、もろくなります。折れたり割れたりしやすくなるんです。
- 変色しやすく、見た目に影響が出ることも → 前歯など目立つ場所では特に気になります。
- 痛みが消えても、それは完治ではない → 抜髄をして痛みが消えても、根の中に細菌が残っていたりすると、後から腫れや炎症が出ることがあります。
もちろん、どうしても神経を取らなければならないケースもあります。
でも、可能な限り神経を残す努力(=保存治療)をしたい、それが本音なんです。
では、歯科医師はどんな治療を選ぶの?
ここまで読んでくださった方は、「じゃあ先生たちは自分の歯が悪くなったらどうするの?」と思いますよね。
私が選ぶのは、できるだけ歯を削らず、神経を残し、歯を長持ちさせる治療法です。
たとえば:
- 歯並びを整えるなら → インビザラインなどのマウスピース矯正
- 虫歯の詰め物なら → 白いセラミックやハイブリッドレジン
- 神経が危ない場合でも → MTAセメントなどを使って極力保存
つまり、「天然の歯をできる限り守る」というのが、歯科医師にとって最優先事項なんです。
歯は、できるだけ削らない・抜かないが鉄則です
一度削った歯は、二度と元に戻りません。
神経を取った歯は、時間とともにダメージを受けていきます。
だからこそ、いちき歯科では**「今だけでなく、5年後・10年後も健康でいられるか」**という視点で治療方針をご提案しています。
短期間での見た目の美しさよりも、一生使える健康な歯を目指していきませんか?
まとめ|本当に大切なのは「一時の満足」より「長く使える歯」
今回は、
- セラミック矯正
- 銀歯の詰め物
- 抜髄(神経を取る治療)
という、私が「できれば自分では選びたくない」治療を正直にお伝えしました。
もちろん、これらの治療がすべて悪いわけではありません。
ただ、安易に選んでしまうと後悔につながる可能性もあるのです。
お口のことで不安がある方へ
いちき歯科では、無理に治療をすすめることはありません。
患者さま一人ひとりのお悩みや生活スタイルに合わせて、できる限り歯を守る治療をご提案しています。
「本当にこの治療でいいのかな?」
「先生ならどうしますか?」
そんな疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください😊
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電話番号はこちら 06-6355-2073
📍 大阪市北区・天満・扇町エリアで、あなたのお口の健康をサポートします!
あなたの歯が、ずっと元気で笑顔を支えてくれますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
監修者
市来正博 医療法人輝笑会いちき歯科 理事長



