インプラントの失敗例ってあるの?リスクと予防策を詳しく解説
2025年05月22日
インプラントの失敗例ってあるの?リスクと予防策を詳しく解説
「インプラントって安全な治療って聞くけど、失敗もあるんですか?」
最近では多くの方に選ばれているインプラント治療ですが、「手術」と聞くとどうしても不安に感じてしまう方も少なくありません。
この記事では、インプラント治療における“失敗とは何か”という基本的な考え方から、実際に起こりうるトラブル例、そして失敗を防ぐための大切なポイントを、歯科専門医の視点からわかりやすく解説します。
そもそも「インプラントの失敗」とは?
まず最初に知っておいていただきたいのは、「失敗=必ずしも取り返しがつかない」という意味ではないということです。
インプラント治療における「失敗」とは、例えば以下のような状態を指します。
- 埋め込んだインプラントが骨と結合せず、動いてしまう
- 手術後に強い痛みや腫れが長期間続く
- インプラントの周囲に炎症が起こり、脱落してしまう
- 噛み合わせの調整が合わず、うまく噛めない
- 見た目が不自然で満足できない
こうしたトラブルはごく稀ではありますが、治療前の説明や準備が不十分だった場合、起こる可能性はゼロではありません。
インプラント治療で起こりうる失敗例
① インプラントが骨と結合しない(初期固定不良)
インプラントの土台となる「フィクスチャー(人工歯根)」は、チタン製で骨とよく結合する性質がありますが、骨の量が不足していたり、強い喫煙習慣があると、うまく結合しないことがあります。
また、術後の過度な噛みしめや歯ぎしりも失敗の原因になることがあります。
② インプラント周囲炎の発症
これは、天然の歯でいうところの「歯周病」にあたるもので、インプラントの周囲に細菌が侵入し、炎症を起こす病気です。
放置すると骨が溶けてインプラントが抜け落ちる原因になります。これは治療後数年してから発症することもあるため、定期的なメンテナンスが非常に大切です。
③ 神経や血管の損傷(下顎・上顎洞のリスク)
下あごにインプラントを入れる際に、下歯槽神経と呼ばれる神経に近すぎる位置に埋入すると、一時的にしびれが出る場合があります。
また、上あごでは上顎洞(副鼻腔)にインプラントが入り込み、炎症や感染を起こすことがあるため、CTによる正確な位置確認が必須です。
④ 審美的な不満(見た目の不自然さ)
特に前歯など目立つ部分で、歯の形や歯ぐきのラインが不自然に見えると、患者さまの満足度が下がる要因になります。
これは「技術的な問題」というよりも、審美設計の丁寧さや経験による部分が大きいため、インプラントの見た目にこだわりたい方は審美にも強い歯科医院を選ぶことが重要です。
失敗を防ぐために大切な3つのポイント
① 精密な事前検査とシミュレーション
- CT撮影による骨量・神経・血管の確認
- 3Dシミュレーションによる埋入位置の事前計画
これらを徹底することで、手術の安全性が格段に上がります。
当院では、手術前に治療計画を可視化し、患者さまにもわかりやすく説明しています。
② 術後のケア・セルフメンテナンス
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病(インプラント周囲炎)にはなります。
- 毎日の正しい歯磨き
- 歯間ブラシ・フロス・専用ブラシの活用
- 定期的なプロのクリーニング(3ヶ月〜半年に1回)
を欠かさず行うことで、長期的にインプラントを維持できます。
③ 実績と経験のある歯科医院を選ぶ
インプラント治療は技術が必要な分野です。
十分な知識・経験・設備を持つ歯科医院で治療を受けることで、失敗リスクを大きく減らすことができます。
当院では、20年以上のインプラント治療経験を活かし、難症例や再治療のご相談にも対応しています。
まとめ:リスクを理解し、正しい準備をすればインプラントは安全性の高い治療
インプラント治療には確かにリスクがあります。
ですが、それを正しく理解し、信頼できる歯科医と一緒にしっかり準備・計画を立てることで、限りなく安全な治療に近づけることが可能です。
治療前にしっかりカウンセリングを受け、自分の骨や歯ぐきの状態を知り、リスクと対策を把握しておくことが、満足のいくインプラント治療への第一歩です。
「自分のケースではどうだろう?」「不安なことが多くて一歩が踏み出せない…」
そんな方こそ、まずはお気軽にご相談ください。
記事監修者:市来 正博
医療法人 輝笑会 いちき歯科 理事長
経歴:国立岡山大学歯学部卒
【修了コース】
- ストローマンインプラントコース認定(1998年)
- カルシテックインプラントコース認定(2000年)
- 中国第四軍医大学 インプラントコース修了・プレゼン表彰(2007年)
- 韓国キョンヒ大学 インプラントコース(2008年)
- O.A.Mインプラントコース修了認定(2010年)
- インプラントアドバンスコース講師(2007/2009/2010/2011)
【所属団体】
- 日本インプラント学会
- 日本抗加齢医学会
【勉強会】
- SGIC(Study Group of Implant Consensus)
- 国際審美学会
- ITIメンバー
【お問い合わせ】
電話:06-6355-2073
お問い合わせフォーム:https://www.ichikishika.com/contact/
※インプラントや矯正治療については無料相談(30分)・有料相談(30〜60分、レントゲン撮影など資料をもとに詳しい説明可能※3000〜5000円程度)を受付けております。



