麻酔について
2015年05月11日
こんにちは。歯科医師の丸野です。歯科における局所麻酔について前項の続きについて解説をさせていただきます。
③歯根膜内麻酔
歯頸部から歯根膜内に局所麻酔を注射し、歯根尖に到達させる目的で使用します。
デメリットとしまして、強圧による注射では痛みが生じやすいことが挙げられます。
④伝達麻酔
主に下顎孔伝達麻酔、オトガイ神経伝達麻酔、鼻口蓋神経伝達麻酔、眼窩下神経伝達麻酔、大口蓋孔伝達麻酔、後上歯槽枝伝達麻酔(歯槽孔伝達麻酔、上顎結節伝達麻酔)などが挙げられます。より太い神経に麻酔するため、麻酔効果も大きく、作用時間も長時間に渡りますが、神経損傷、血管損傷、筋損傷などの組織損傷のリスクが生じるため十分な注意が必要です。
以上、大まかに局所麻酔について説明させていただきました。
皆様が痛みが少なくより快適な歯科治療を受けられるよう、スタッフ一同努力してまいります。
ご不明な点がございましたら何でもご相談ください。