シェードテイキングについて
2015年08月24日
こんにちは。歯科医師の丸野です。今回は白い被せ物の色合わせ、シェードテイキングについての記事を書かせていただきます。
白い被せ物をする際は被せが入る形に歯を削り、型取りを行います。その際に白い歯の部分の色合いを決定する必要があります。その際の色合わせをする行為をシェードテイキングといいます。歯の色は十人十色で、黄色、橙色、はたまた縞模様など様々です。被せを入れる場合はそういった色調をうまく再現する必要があります。
それではシェードテイキングは誰の仕事でしょうか。理想的には、補綴物を製作する歯科技工士が歯科医師の立会いのもとに採得するのがよいと言われています。しかしながら院内に技工士がいたり、取引先が医院の近隣にあればいいのですが、技工所が遠隔の場合は、出張での立会いは困難な場合が多いのが現実です。
欧米では患者様が技工所に来られてシェードテイキングを受けるそうですが、日本の法律下では許されていません。
そういった現状を考えると、歯科医師ができるだけ色の誤差の少ないカメラセッティングによってシェードテイキングを行い、歯科技工士へ的確な指示・伝達を行うことが現実的だと考えられます。
シェードテイキングに必要なのは、「色が読める」ではなく、「正確なシェード情報を作る」ことであり、歯科医師、歯科技工士と連携が上手くいって初めて、患者様に真に納得いただける補綴物が製作されると考えます。



